東京・六本木ヒルズの玄関口「メトロハット」。多くの人でにぎわうこの場所に8月8日から8月31日まで、「MERRY GARDEN」と題した写真展が行われる。発表したのは1999年から10年にわたり、世界中の子どもの笑顔を撮影する「MERRY PROJECT」の活動を行っている、アートディレクターの水谷孝次さん。
「あなたにとってMERRY (楽しいこと、幸せなとき、将来の夢など）とは、何ですか？」、この質問を世界中の人々に投げかけ、多くの子どもたちの笑顔とメッセージを集めてきた「MERRY PROJECT」。世界23カ国を回り、これまでの10年間で撮影した笑顔の数は、およそ20,000人以上。どの笑顔の写真にも、子どもたち一人ひとりの直筆の「MERRY」なメッセージが添付されているのが印象的だ。またこの8月8日には、中国・北京五輪の開会式でも、「MERRY PROJECT」の作品1100枚の写真が披露された。
そして今回、六本木ヒルズメトロハット内にも多くの笑顔の写真が展示され、多くの人の足を止めている。なにしろこの子どもたちの笑顔の数々を見ていると、こちらも自然と笑顔がこぼれ、とにかくその笑顔に釘付けになってしまうのだ。
そして8月8日から開催された「MERRY GARDEN」では、写真展と連動してワークショップやMERRY なメッセージを木につるす企画も。8月9日、10日には六本木ヒルズ「メトロハット」周辺で、MERRY撮影会が開かれ、撮影された写真は、後日MERRY TREEに登場する予定だ。また期間中は四川大地震の復興支援やアジアのMERRY な未来をつくることを目的とした募金も実施。募金してくださった方には、「MERRYな種」がプレゼントされるという。
この夏、六本木ヒルズに足を運び、笑顔の花を咲かせてきてはどうだろう。
（蛭田有里子）
