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古民家で食を味わう3日間~「和ごころ体感キャンプ~秋」
(2008年11月27日 09:00)

高層ビルが立ち並ぶ名古屋駅から電車に乗ってわずか10分。

田園風景が多く広がる弥富市に、大正時代に建てられた古きよき日本の面影を残す古民家「瀧玉(たきたま)の郷」があります。

11月14日からの3日間、この場所でエクスプレイヤー主催、和LOHASの会good! が協力、なごや環境大学後援の「和ごころ体感キャンプ~秋」が行われました。

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昔ながらの和の暮らしを体験し、時間の豊かさ、食の大切さを見つめ直すこのキャンプ。

前回の夏の和ごころ体感ワークキャンプでは、「昔ながらの夏のお祭り」をテーマに、浴衣で粋な夏を過ごしましたが、今回は実りの秋という季節柄か、食についてじっくりと深く学び味わう体験となりました。

「瀧玉(たきたま)の郷」のオーナー、絹川努さんのご好意で始めることのできた和LOHASの会の自家菜園。

そこでの畑仕事をメインに、1日目は暦の話を聞きながら季節を感じ、体を自然のペースに合わせる。2日目は耕作放棄されていた土地を耕し、作物が育つ土に触れる。3日目はその作物を収穫・料理し、仲間と食卓を囲む。

作物が育つところから食卓に並ぶまで、一連の食の流れを体で感じるということは、現代の生活の中ではなかなかできないことではないでしょうか。

記者は3日目のみの参加でしたが、それでもみっちりと内容の詰まった濃い一日に大満足でした。

3日目のメインワークは「精進料理づくり」。

まずは昼食の材料を収穫しに、畑へ出かけました。

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かぶ、サトイモ、サツマイモ。

あいにくの雨で畑はどろどろ。土に汚れながら、温かい土の中で眠っている秋野菜を明るい地上へと掘り起こします。

そして、お楽しみワークショップ用に、みかんも収穫。

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スパイスやココアなど、お好みの素材を入れたオリジナルのみかんジャムを作って、今回のワークの思い出を自宅へのお土産に、というわけです。

古民家に戻って昼食の準備開始。

精進料理の講師は、和ロハスのサイトですっかりおなじみの和西小牧さん。

禅寺において、料理は修業の一つ。

今回はおしゃべりはやめて静かにね、という小牧さんの指示に、皆黙々と目の前の野菜と向き合い、静かな時間を過ごしました。

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静寂の中、包丁で素材と対面すると不思議と集中力が増し、何故だか心癒されていく感覚を味わうのが不思議です。

皆で力を合わせて2時間近くかけて出来上がった料理。

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目にも鮮やかな料理が食卓を彩りました。中でも、柿と春菊のオレンジと緑の美しさといったら!

精進料理は、肉、魚を殺生しないということはもちろん、素材の味を殺さない、つまり殺生しないという考えがあるんです。だから調味料はあくまでも素材の味を生かすためのもの。薄味でシンプル。だけど、素材の味がしっかりと感じられ、とっても美味しい!

準備には長い時間をかけたのに、食べるのは早い早い。

気が付けばあっという間にぺろりとたいらげていました。

食事を片付けた後は、床の間に皆で集まり、精進料理の合間に作ったお茶菓子のサツマイモの茶巾とお抹茶をいただきながら、今回のキャンプを振り返りました。

参加者の皆さんからは、

「その土地で採れたものをいただくことがこんなに美味しいと感じるものかと気づかされました。」

「2日目に一緒に参加した方の『食べるために働いているのに、働くことで食べることがおそろかになっているのは何か違うのではないかと思う』という言葉にハッとさせられました」といった、食への気づきの言葉が多く見受けられました。

毎日いただく食。普段いかに意識していなかったか。そして、少しでも意識してみることで、それがいかに重要であるかということに気づかされるか・・・。

この体験で得た食への気づきが、参加者の方の明日からの生活に変化をもたらすきっかけになるかもしれない。そんな大きな期待を感じさせながら今回のキャンプは幕を閉じました。

(古橋理紗)

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