G8・脱温暖化 トップ
うだる暑さの中、爽やかな人に会いました - エコ配・伊藤真二さん
(2008年8月14日 09:00)

名古屋のオフィス街を歩いていると、上からは直射日光、下からはコンクリートの照り返しの熱で、まさしくこれがヒートアイランド現象なのだと実感する。そんな中、緑色の大きな箱を連結させた自転車が止まっていた。箱には「エコハイ280エキスプレス」の文字が。もしかして宅配屋さん?箱と同じく爽やかなグリーンのシャツを着た自転車の持ち主に話しかけてみた。

hama-812-1

ペダルをこぐ男性の名は、伊藤真二さん。地球環境にやさしいネットワークを築こうと、新発想の宅配事業を平成19年に立ち上げた、株式会社エコ配(本社:東京)の社員だ。伊藤さんは、名古屋市中区内の全ての集荷や配達を、他のスタッフとともに自転車で行っているという。後日、丸の内の営業所にうかがって、詳しく話を聞いた。

hama-812-2

 システムはこうだ。午後5時(土曜日は3時)までに電話すれば、たとえ1つでも集荷に来てくれる。今のところ、配達エリアは東京都、神奈川県、名古屋市、大阪府、神戸市、京都府(一部エリア除く)に、また集荷エリアは東京都、名古屋市、大阪府と兵庫県(いづれも一部エリア除く)に限られている。

先方への配達日は必ず翌日中。「翌日お届け保証」により、翌日中に着かなかった場合は、依頼者からの申し出により、配送料金が返金されるとのこと。料金は、280円(税別)の専用袋(容量14㍑)を購入する形で、そこに入るものならいくら重くても同一の280円。画期的なサービスの一つに、依頼者がホームページ上で問い合わせ番号を入力すると、依頼した荷物がどんな状況にあるか、配達状況を確認できる「荷物追跡サービス」がある。定期集荷も可能。ガラス製品などの割れ物や、生もの、芸術作品などは取り扱っていない。

エコ配では、『CO2ゼロ・エコ宣言』をし、地球環境問題に取り組むために、自転車や電気自動車などエコ車輌での配送を進めてきた。現在までに約6万社の顧客を獲得し、1人当たりの配送エリアを半径およそ1.64kmに縮小。結果としてエコ車輌を全体の36.5%にまで導入することが可能になったという。今はまだ車も使用しているが、今後さらに顧客数を広げ、一人当たりの配送エリアを半径500mとし、自転車での宅配100%をめざす。

hama-812-3

東京と名古屋では、9割以上が自転車宅配になっており、伊藤さんの所属する名古屋市丸の内営業所には、6台の電動自転車(女性2名、男性4名のスタッフ)が活躍している。「朝8:50くらいに、平均30㎏の荷物を箱に入れて出発します」と伊藤さん。大手デパートや旅行会社も顧客になっており、信頼性は折り紙付きだ。「配達ついでに宣伝させてもらい、“へえっ、こんなに安いんだ!”と、お客さんになってくれた時はうれしいですね」と白い歯がこぼれる。「夏が好き!暑い中、汗をかきながら自転車をこいでいると、無性にやりがいを感じるんです」。ハードな日々を爽やかさで駆け抜ける。

hama-812-4

 280円の袋(送り状+送料+袋代)は、40袋セット11,760円で購入。伊藤さんのような配達スタッフが営業も兼ねるため、スタッフががんばったらがんばった分、収入も増え、お客さんも増え、スタッフも増員でき、配送エリアが小さくなり、自転車導入が進み、CO2が削減でき、社会全体でのエコ化が進む。信念を持って、エコをビジネス化し、一人ひとりのスタッフがそのビジョンを支えている「エコ配」。夏も冬もとっても厳しいと思いますが、スタッフの皆さん、これからもがんばってください!

(浜村良子)

 *伊藤真二さんへの集荷依頼は090-9128-3398。

   インターネットからも集荷可能(http://www.ecohai.co.jp/)。

コメント

コメントする

(コメントは承認された方のみ表示されます)

トラックバックURL

トラックバック

MAP