地球温暖化を止めるには、石油・石炭などの化石燃料から、温室効果ガスを出さない自然エネルギーへの転換が不可欠。しかし、日本では太陽光発電パネルなど世界に誇る技術がありながら、エネルギー政策の中で自然エネルギーが軽視されてきたがために、その比率はわずか0.96%。2014年までの目標も1.63%と、一昨年に12%を超えたドイツなどに比べて極端に低いままです。そんな中、個人やNGO、企業が中心となって自然エネルギーを一気に広めていこうというキャンペーン「1億人のグリーンパワー。」が、2008年7月6日(日)からスタートします。

「一億人のグリーンパワー。」記者会見にて。ピーターラビットも応援!
■サイトにアクセスして意志表示。1年で160億kwhをクリアできるか?
「1億人のグリーンパワー。」では、キャンペーンサイトで「自然エネルギーを使いたい」と意思表示を行い、2014年までの導入目標160億kwh(キロワット時)を、キャンペーン期間中の1年で達成してしまおうというもの。具体的には、まず、ポストカードやカレンダー、Tシャツなど自然エネルギー分の代金(1品につき100~150円程)が付加されたグリーン電力グッズを買い、キャンペーンサイトで「+グリーン」をクリックします。この1クリックで、一般的な1日の電力の使用量である10kwhの電力が、キャンペーンの集計に加算されるという仕組みです。或いは、グッズを買わなくても、サイトを訪問して、クリックすることで「意思表示」だけはできるとのこと*。クリックの際は、風力や太陽光、地熱など、自然エネルギーの種類や産地などを選択、自分の好きなエネルギーや産地を応援できるのもポイントだそうです。
* この場合は自然エネルギー由来の電力を買うことはできません。

グリーン電力10kwh付きのカレンダー
企業の場合は、自社オリジナルのキャンペーングッズか、「1億人のグリーンパワー。」のグッズに企業名を入れたものを販売・配布するという形で参加できます。既に東急ハンズがグリーンパワーTシャツ販売を予定している他、ソニー・ミュージックコミュニケーションズやローソン、JTB関東などの企業が協賛についています。
■一口100~150円のグリーンパワー革命?

竹村真一氏
「1億人のグリーンパワー。」は、NPO法人環境エネルギー政策研究所など国内の4つの団体が中心となり事務局を運営。呼びかけ人には、音楽家の坂本龍一氏や、「100万人のキャンドルナイト」をプロデュースした文化人類学者の竹村真一氏(京都造形芸術大学)などのほか、ピーターラビットも加わっています。6月20日に行われた記者会見では、呼びかけ人が集まり発言。竹村氏は「太陽光エネルギーの量は、人間が必要とするエネルギー量の1.5万倍。これを使わない手はない」「それまで“敷居が高い”とされてきた自然エネルギーですが、このキャンペーンで一口100~150円での参加が可能となった。電気を使う側から、これだけ需要があるんだとサインを送るべきです」と熱く語りました。放送作家の谷崎テトラさんも「グリーンパワーというのは、単に自然エネルギーを意味するだけでなく、グリーンな社会を創っていく、みんなの力という意味もあると思う」と、実際に意志表示をすることで、社会を変えていくことの重要さを強調しました。
「1億人のグリーンパワー。」のサイトの本格オープンは7月5日から。現在、準備段階のものが公開中で、呼びかけ人や協賛企業の一覧も見れ、資料もダウンロードできる。 http://www.1okunin.net/
(志葉玲)
















