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	<title>木造都市の夜明け</title>
	<link>http://goodnews-japan.net/news/mokuzou</link>
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	<lastBuildDate>Tue, 16 Jun 2009 14:07:47 +0000</lastBuildDate>
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		<title>「木の可能性」広げる老舗の挑戦 － 名古屋木材の丹羽社長に聞く</title>
		<description>　「木」の可能性が見直されている。森林の保護や、木造建築のつくり方の話だけではない。素材としての木。本来、日本人に最も身近な存在だった木製品。それを循環型社会実現の切り札としてもう一度“復権”させ、プラスチックなどの石油製品にとってかわらせてみようと挑戦する老舗企業がある。1945（昭和20）年創業の木材製造販売会社「名古屋木材」がその一つだ。


　銀行マンから老舗木材会社に転身した名古屋木材の丹羽耕太郎社長

　「木のことなんか、実はぜんぜん知らなかった。でも、勉強するほどに面白いんだ」。名古屋市中心部を流れる堀川を望む同市中川区の本社で、丹羽耕太郎社長(63)は威勢のよい口ぶりで話した。
　恰幅(かっぷく)の良さからも、一見すると生粋の“業界人”かと思ってしまう。しかし、その経歴はまったくの異色。もとはバリバリの銀行マンだったのだ。
　旧東海銀行で支店長や総務部長を歴任。合併後のUFJホールディングでは常務、内部監査部長を務めた。「第２の人生」を考えていたところに誘いを受け、2002年６月に名古屋木材の専務に就任。１年後には社長として指揮を振るうことになった。そこでまず取り組んだのが、「経営理念」の策定だったという。
　「それまで経営理念がなかったから、社内で徹底的に議論させた。木の会社としてどうすれば社会に役立つか。半年かけて出てきたのが、“木材”から“エコマテリアル”へという考え方だった」
　人類が誕生して以来、長い目で見ればつい最近まで、ありとあらゆる生活用品が「木」であった。プラスチックなどの石油製品は、いっぺん使ってしまったら終わり。しかし木はやがて腐り、土に還り、もう一度木となって循環する。では木材会社として、プラスチックに変わってしまった生活用品をもう一度木に変えていくのが社会的使命なのではないか－。
　こうした考えを経営理念として掲げ、その達成に向けた事業計画の見直しや新たな技術開発に乗り出した。

　その一つの成果が「軟化圧密」。岐阜大学応用生物科学部の棚橋光彦教授と４年前から共同開発を進め、ついに実用化目前にまでこぎ着けた。
　軟化圧密とは高温・高圧の水蒸気中で木材をやわらかくさせ、そこに最大250トンの圧力をかけて凝縮し、再び高温・冷却化して形状を安定化させる技術。これにより木材の繊維同士がより密着することになる。面白いのは処理の仕方によって、木がゴムのようにぐにゃりと曲がる柔軟性も持たせられれば、逆にプラスチックのような硬さや“つや”も持たせられる。お湯をかけたら圧縮前の形に戻る「形状記憶」素材にもなるというから驚きだ。
　間伐材を含めたどんな木材でも加工でき、薬品は一切使わない。だから木の性質そのままで、さまざまな可能性を引き出せる。丹羽社長は「今まで木が使われていなかったまったく新しい分野で使ってもらいたい」。デザイン会社と組み、ligneous（木質の）という英語にひっかけた「LIGNOTEX（リグノテクス）」のブランド名も決め、中間素材としての普及をもくろむ。


　ゴムのように柔軟に曲がる木材。これも軟化圧密技術によって生まれた性質

　ただ、乗り越えるべき課題はまだ多い。製造コストはプラスチックに比べればケタ違い。よほどの高級素材として付加価値をつけなければ勝ち目はない。一方で、通常の木製品との違いやメリットを消費者に強く分かりやすく訴えられるかというと、実はなかなか難しい。また、そもそも高温・高圧をかける製造工程も、余剰エネルギーの活用などでトータルの環境負荷を下げる工夫をしなければ、理解を得られにくいだろう。
　同社のこれまでの主力商品は、フローリングやウッドデッキなどの住宅部材。いずれも無垢(むく)材にこだわって老舗の信頼を築いてきた。しかし昨今の金融危機に加え、木材需要全体の低迷や新築住宅着工数の落ち込みなど、市場には逆風が吹き荒れている。
　それでも「志のある者は、事ついに成る」と、中国の格言を引いて信念を示す丹羽社長。
　木を知り尽くしてきた老舗企業で、異端の社長が巻き起こす新風。それがどこまでこの嵐を鎮め、未来への突破口を開けるか。正念場の挑戦が続く。
　（関口威人）

※お断り　上記記事で、「デジタルカメラのボディー」への応用に関する記述、写真がありましたが、メーカーとの共同研究試作段階のため、削除いたしました。　（2009年４月30日）　 </description>
		<link>http://goodnews-japan.net/news/mokuzou/2009/04/08/283</link>
			</item>
	<item>
		<title>木造建築の展開</title>
		<description>伝統木造建築の輝かしい歴史があるにもかかわらず、RC造や鉄骨造のめざましい発展に比べて新しい木造建築の展開は遅々としたものであった。建築教育において、木構造は建築史における歴史的伝統木造建築であり建築材料学における木材料に限られていた。新しい木造建築を教えることができる建築教育者と建築家が少なく、木造建築の可能性が置き去りにされてきた。 

  

木は燃える材料、ということで延焼の可能性のある部位には不燃材料が用いられてきた。そして木の強度と剛性は鉄骨や鉄筋コンクリートに比較して劣るという考えが新しい木造建築の進展を遮ってきた。設計規準は新しい木造建築の進展を助けるものではなかった。そして、昭和初期に定められた壁量の規定は、新しい木構造の設計の道を極めて狭いものにしてしまった。

そうした中で、唯一枠組壁建築が木造在来工法を駆逐するような勢いで普及してきた。それは、昭和49年に枠組壁建築の技術基準（告示1019号）が制定されたこと、この構法が壁式構造なので建築基準法の壁量の規定に合致したこと、そして生産システムの合理化がなされたからである。建築大工とは異なるフレーマーと呼ばれる枠組壁建築専門の職種が誕生した。

一方この20年の間に木造建築の研究と見直しが急速に進んだ。大断面木材は火災に対して耐火時間が長いこと、そして木材の比強度（圧縮強度を比重で割った値）が大きく、木材はコンクリートの約10倍、そして鉄の約２倍あることから木材はコンクリートや鉄に比較して決して劣る材料ではないことが理解されるようになったこと、そして木質構造の研究が進展して安全性確保の技術が蓄積されてきたことがある。また、構造用集成材（厚さ２～５cmの挽材＜ラミナ＞を貼りあわせた部材）を用いた木造建築に新しい展開が見られた。これは集成材に関する品質、規格、接合法、耐火性能といった基礎研究の進展と昭和62年の建築基準法の改正及び技術基準の整備、そして集成材の集成技術と生産システム及び加工技術の進展がその背景にある。さらにヘビーテインバーと呼ばれる大断面部材（最小寸法15cm、断面積300平方cm以上）による大空間建築の様々な提案が可能になった。火災の燃焼によって大断面部材は急に耐力を失うことなくある時間強度を保持できることが確認されたからである。そこで燃え代計算の考え方が導入され、火災による断面欠損が建物の崩壊に至らないことを計算で確認すれば（短期の設計基準）大断面部材によりロングスパンの木造建築も設計できるようになった。


長さ方向の接合（フィンガージョイント）
構造用集成材は写真のフィンガージョイントによって要素同志が接着される。
接着面積が広く接合強度が高い。


厚さ方向の積層（ラミナ数6枚の例）
単版を厚さ方向に積層することで大断面部材（ヘビーテインバー）が造れる。

ラミナを集成した構造用集成材と共にLVL（Laminated Veneer Lumber）という、１～３mmの薄板を貼りあわせた集成材なども構造材に使用できるようになった。これまで木構造と呼ばれていた用語も多様な木質部材の開発と実用化に対応させるために木質構造という名前が使われるようになった。

木質構造を構築するためには部材相互の接合が設計の要点になる。伝統木造建築を除き、接合部には金物を併用することが多い。さらにロングスパンの構造では鋼棒による張弦材を用いたハイブリッド型の部材構成を必要とする場合もある。異種材料との組み合わせは、木材だけでは実現できない新しい構造形式の建物を可能にする。また、近代的な集成材工場の整備と品質管理の向上、流通、安定供給、そして経済性など、新しい木質構造の生産供給システムが整備されてきた。

木材は資源循環型の唯一の材料であり日本は豊富な蓄積量を誇っている。しかし建築材料だけでなく木質製品のための木材は北米や東南アジアあるいはアフリカから輸入され利用されてきた。戦後植樹された日本の人工林は利用できるまでに成長してきたが輸入木材の価格に比較して割高なため多くは利用されずにいる。人工林で成熟した木は伐採して積極的に利用することが重要である．成木の光合成能力は若木に比較すると低い。伐採された後地には若木を植えて育てれば光合成が活発になり環境改善に貢献する。

近年、環境との共生、そして木造建築や木質製品への愛着など木への関心は確実に高まってきた。そして全国各地で地場産の木を建築に利用する動きが活発になっている。後の回で紹介する三河材流通加工センターも国産木材の流通を活発にするために計画された施設であり、地元産の木材の集積、流通、加工、仕上げまでを行う13棟から成る総合施設である。

木造建築は従来中小規模の建築に限られていたが、近年はロングスパンの建築にも積極的に利用されている。木材による大規模建築の構築法は東大寺大仏殿をはじめとして日本の伝統建築では古くからある技術であるが、新しい木質大規模建は構造学力学的な解析技術によってこれまでにない新しい構造形式を可能にする。その形式を大別すると、建物に作用する力を部材や構造の持つ強さで荷重を制圧する大断面部材集成材（ヘビーテインバー）による架構形式、鋼材など木材以外の材料を併用したハイブリッド型の構築システムで外力に抵抗させる架構形式、あるいは小断面の挽材を組み合わせて構築する架構形式などがある。そして構造材料としては各種の構造用集成材や中小断面の挽材の他に各種の構造用木質板、あるいは木質繊維板も盛んに用いられるようになった。（つづく）

（中部大学工学部教授　片岡靖夫） </description>
		<link>http://goodnews-japan.net/news/mokuzou/2008/08/05/262</link>
			</item>
	<item>
		<title>新社屋が「木造都市」実現への第一歩に - 丸美産業株式会社</title>
		<description>名古屋市瑞穂区に本社を構える丸美産業株式会社。2007年５月より建替え工事が進められてきた新社屋が2008年７月５日（土）に竣工を迎えた。創業から60年、丸美産業の木に対する思いと現代の建築技術が融合し具現化された、これまでにない「木質ハイブリッド造」の社屋ビルだ。

 
 写真提供：丸美産業株式会社

近年では「木」の持つ耐久性などが見直され、木造の住居や施設などの建設があちこちで進められるようになってきた。しかし防火に関する法令により、市街地で純粋な木造ビルを建てることは、まだまだ不可能な状況にある。

そこで、新社屋の主要構造に採用したのが「木質ハイブリッド構造材」。これは木と鉄を組み合わせることによって、法令上必要とされる耐火強度を実現しようとするもので、近年の木材業界において研究が進められている技術だ。新社屋の外観は、外装部分に使用したガラス越しに「木質ハイブリッド構造材」を見せるデザインで、近代的でありながら素朴な風合いを持ち、街並みの中で独特の存在感を放っている。

 
 社内のデスクも木で統一

設計を担当したのは、建築家で京都大学教授の高松伸さん。丸美産業現会長の嶺木昌行さんが本社ビルの建替えを検討しはじめた頃、「木造都市」を提唱する高松さんと出会い、そこから木造の新社屋建設への挑戦が始まったのだという。

 
 緑化されたテラスを眺める休憩スペース

建築家の高松さんが考える「木と建築の可能性」と、長年に渡って木とかかわり続ける丸美産業の「木への愛着」や住宅建設のノウハウが結びつき、誕生した新社屋。「木造都市」実現に向けての一歩が踏み出された。

（鶴丸美穂）

〈関連記事〉
・木造都市の実現は教育から―建築家・高松伸さん  </description>
		<link>http://goodnews-japan.net/news/mokuzou/2008/07/30/267</link>
			</item>
	<item>
		<title>木に触れ匠の技を知る―なごや環境大学教育講座</title>
		<description>2008年6月14日（土）～8月23日（土）、なごや環境大学では「木のある暮らし、木との共生～親子で学ぶ本丸御殿と木の文化～」と題して4回の講座を実施する。
第2回目の7月12日（土）は名古屋市環境学習センターエコパルなごや（名古屋市中区、伏見ライフプラザ13階）にて、職人とともに木のつなぎかたやカンナがけなどを体験するワークショップが開かれた。

 
「木のある暮らし、木との共生～親子で学ぶ本丸御殿と木の文化～」は
親子で参加するプログラム

講師は愛知建設産業協会の横井辰幸さん（横井建築代表、名古屋市熱田区）。横井さんは、まず「ここに二つの木材があります。これらを繋いで一本にするには、どのような方法があるでしょう」と受講者に問いかける。

  
 講師の横井辰幸さん　　　　　       大工さんと一緒に「蟻継ぎ」に挑戦

木造建築は、柱や梁、壁、床などさまざまな部材が組み合わされてできており、木の継ぎかたにも多くの方法がある。そして、それらは古来より受け継がれてきた木造建築に欠かせない技術だ。

今回は、中でも比較的シンプルな「蟻継ぎ」（ありつぎ）を取り上げ、実際に木材と鋸を使って木の継ぎかたに挑戦。参加者は「蟻継ぎ」のサンプルをじっくり観察しながら、用意された木材に墨付け（切断部分に鉛筆等でラインを入れること）し、鋸引きを試みた。

 
 仕組みを頭では理解していても、慣れない作業に子ども大人も大苦戦 

 
 鋸引きができても、最終的に木材がピタリと組み合うとは限らない 

今回の講座は職人とのふれあいや体験学習が中心だが、この4回にわたるプログラムのねらいは、2010年に向けて計画が進む名古屋城本丸御殿の復元プロジェクトを通じて、木造建築を支えてきた職人の技や木の文化を知ることにある。

 
 カンナがけに挑戦。上手にできればカンナくずの形もきれい

名古屋城本丸御殿は京都二条城の二の丸御殿と並ぶ武家風書院造の代表的建築物で、1930年には国宝第一号に指定された城郭御殿の最高傑作といわれている。
1945年の空襲により焼失してしまったが、本丸御殿に関する江戸時代の文献や写真、実測図などから、最高の職人や芸術家たちの力を結集して造られた様子がうかがえるのだという。2010年は名古屋開府400年にあたり、復元においては着工当時と同様の木曽ヒノキを使用するそうだ。

 
「蟻継ぎ」完成。釘も接着剤も使わずに木材がしっかり組み合っている

次回7月26日（土）は、その木曽ヒノキの産地、岐阜県中津川市の加子母の森を訪ねる。
日本の木造建築文化を古来より支えてきた木曽ヒノキの森。この森が今でも残されているからこそ、本丸御殿の復元も可能になる。森を大切にすることは、単なる環境保全や温暖化防止のためだけではない。

（鶴丸美穂）

〈関連記事〉
・名古屋城から「木」を知る「森」を知る-なごや環境大学教育講座 </description>
		<link>http://goodnews-japan.net/news/mokuzou/2008/07/23/253</link>
			</item>
	<item>
		<title>木と木造住宅を学ぶ―近くの山の木で家をつくるスクール 名古屋 2008　開催中</title>
		<description>木造住宅の設計、施工、林業などにかかわる人、またはそれらを志す人を対象に「木と木造」に関する学びの場を提供する「近くの山の木で家をつくるスクール 名古屋」（略称：近山スクール）。

専門家だけでなく一般を対象とした公開講座も設けられ、今年の第3回目の一般公開講座には長年にわたり日本の森林ルポを続けてきた森林ライターの赤堀楠雄さんが登壇。このほか文化財、構造設計、デザイン、法律などの観点から学ぶ木構法の講義や、職人の作業現場や森林伐採などのフィールドワークが用意され、現在の森や林業の実態から今後の木造住宅建築まで幅広く学べるプログラムとなっている。

 
 5月31日（土）に行われた2008年第一回講座の様子（専門家向け講座）

近山スクールは今年で誕生から6年目。代表の藤岡伸子さん（名古屋工業大学教授）は「建築家や設計士、工務店だけでなく家を建てたい一般の人まで、山と木、そして木造住宅への理解を深めてほしい。さらに講座を通じて、普段かかわることの少ない消費者と建築の専門家が交流するきっかけづくりにもなれば」と思いを語る。

受講に関する問い合わせは運営事務局まで。

〒466-8555 名古屋市昭和区御器所町　名古屋工業大学内
近山スクール名古屋事務局　担当：藤岡　fujioka@nitech.ac.jp

第3回／7月19日（土）13:30～17:00　名古屋工業大学内
　　　　　「緑の日本であり続けるために」
　　　　　講師：森林ライター 赤堀楠雄さん

第5回／9月23日（火）13:30～17:00　名古屋工業大学内
　　　　　「文化財と大工」「伝統木造構法の歴史とこれから」
　　　　　講師：風基建設代表 渡邊隆さん

※一般公開講座は事前の申し込み不要。
受講料（資料代）／一般1000円　学生500円

（鶴丸美穂）

〈関連記事〉
・今、木を使い家をつくることの意味 - 近山スクール代表・藤岡伸子さん
・日本の建築文化が消える前に「伝統構法」の法整備を！ - 近山スクール名古屋2008 </description>
		<link>http://goodnews-japan.net/news/mokuzou/2008/07/11/252</link>
			</item>
	<item>
		<title>今月いっぱいで休館に―文化のみち「撞木館」</title>
		<description>　

名古屋市東区にある『まちなみ保存地区－文化のみち－』。
街中の貴重な緑豊かな場で、市民のイベントに利用されてきた『撞木館（しゅもくかん）』が、耐震改修工事に入るため8月から休館となります。

　

しばらく目にすることができなくなると聞き、ちょうど紫陽花の見頃なこの時期に出掛けてみました。

　

この屋敷は陶磁器輸出「井元商店」を営み、名古屋陶磁器貿易商工同業組合長を務めた井元為三郎の館として大正末期から昭和の初期にかけて建てられました。約600坪の敷地には、商談に訪れる外国人の接待や宿泊のための「2階建て洋館」、家族の居住用の「和館」、茶席「撫松庵」があります。

　

高温多湿な日本では、家屋は夏を旨として建てられており、これからの季節は風通しが良く爽やかですが、冬はその開口部の多さゆえに寒さがこたえます。重い日本瓦に対して少ない壁は、耐震という面からみても不利な条件となります。今回の耐震補強計画も困難を極め、最終的に「和館」に関しては外観を損なわない様最小の袖壁をつけるのみ、現在の姿をできるだけ保つことを優先した工事となる予定です。

　

二畳半中板向切りとしては他に類を見ないという茶室「撫松庵」。都会の真ん中にあるとは思えないほど、凛として且つ静かな佇まいを見せています。

　

耐震改修工事は2008年8月から2009年3月まで行われ、2009年7月より再公開の予定です。

撞木館
〒461-0014　名古屋市東区撞木2-18
開館日：木・金・土・日曜（月曜が祝祭日または振替休日の場合は開館）
開館時間：午前10時～午後5時

（土屋知子） </description>
		<link>http://goodnews-japan.net/news/mokuzou/2008/07/09/234</link>
			</item>
	<item>
		<title>木のある暮らしを提案―『木にふれる喜び エコな暮らしを彩る家具・クラフト オークヴィレッジ展』</title>
		<description>1974年、岐阜県清見村（現在の高山市）に創設された工芸村『オークヴィレッジ』。代表の稲本正さんは緑豊かな山あいに工房を構え、「100年かかって育った木は100年使えるものに」「お椀から建物まで」「子ども一人、ドングリ一粒」の３つの理念のもと、活動を続けています。

 
 稲本正さん

ジェイアール名古屋タカシマヤ（名古屋市中村区）10階催会場では、2008年6月25日（水）～30日（月）まで『木にふれる喜び　エコな暮らしを彩る家具・クラフト　オークヴィレッジ展』を開催し、稲本さんが提案する「木のある暮らし」を、より実生活に近い形で紹介。また、職人による家具の組み立て実演や環境問題についてのイベントも併せて開催しています。

  
 特設ルーム（NPO法人　ドングリの会）

会場に用意された特設ルームでは、NPO法人『ドングリの会』の活動を紹介するコーナーが設けられ、この日は稲本さんがその活動のひとつ『バットの森づくり』について教えてくださいました。『バットの森づくり』は2005年から企業との協働ではじまった活動で、野球少年が多数参加し、バットの材料であるアオダモの木を植樹したりしているそうです。

プロ野球で用いられる強いバットができる木は、ごくわずかで、木にとっては当たり前である小さな節や割れがあるだけで不適格材となってしまうそうです。オークヴィレッジではその不適格材で携帯ストラップや携帯マイ箸「みどりのかけ箸」を製作し、売上の一部を使って森づくりをする活動を続けています。

  
 マイ箸づくり教室の様子

会期中は、バット不適格材を使った「マイ箸づくり教室」も開催。稲本さんの著書『木の工作の時間』をもとに、単なるものづくり教室ではない、「木にふれ、木を使って過ごすエコライフ」をテーマにした環境講座となっています。

「国産の木材は現在20パーセントくらいしか使われていません。日本はウッドマイレージもワーストワンで、海外の森林破壊を促したりしています。自分で作った箸なら愛着もひとしおですよね。地球環境を守るために、ぜひ今日作ったお箸を持ち歩いてください」と稲本さん。

  
 角材を削り、やすりで磨いて、電気鏝（でんきこて）で名前を焼き付け、米油を塗れば「マイ箸」の完成

このほか「ウインザーチェアの木組み実演」では、工房さながらの木組み実演が行われ、100年使えるものづくりを披露。

また、通信販売会社フェリシモと共同開発した天然木の鈴「MOKURIN（もくりん）」の販売も。この鈴を買った人には、抽選で家庭で育てる苗がプレゼントされます。

  
 ドングリが何種類あるかご存知ですか？　　　　  木の種類の違いで音階が変わります

マイ箸づくり教室とウインザーチェアの木組み実演は6月25日（水）・28日（土）・29（日）、いずれも11時～と15時30分～開催。

（土屋知子） </description>
		<link>http://goodnews-japan.net/news/mokuzou/2008/06/26/224</link>
			</item>
	<item>
		<title>名古屋城から「木」を知る「森」を知る-なごや環境大学教育講座</title>
		<description>2008年6月14日（土）～8月23日（土）、なごや環境大学では「木のある暮らし、木との共生～親子で学ぶ本丸御殿と木の文化～」と題して計4回の講座を実施する。
その第一回目、6月14日（土）は、2006年より本丸御殿復元に向けたプロジェクトが進む名古屋城を会場に、親子で木造建築の魅力や文化に触れる体験学習が行われた。


名古屋城天守閣。手前の空き地が本丸御殿跡
名古屋開府400年にあたる2010年、本丸御殿の一部が復元される。復元には再び「木曽ヒノキ」の使用が計画されている

名古屋城の本丸御殿は、京都二条城の二の丸御殿と並ぶ武家風書院造の代表的建築物といわれており、1930年には国宝に指定されたが、1945年の空襲により天守閣とともに焼失。その後天守閣は1959年に再建されたが、本丸御殿の再建までには至らなかった。
しかし本丸御殿を知る手がかりは、江戸時代の文献のほか写真や実測図などに多数残されており、その在りし日の姿を現代に、忠実に蘇らせることは実現可能だ。


茶席「金城苑」。普段は一般公開されていない

今回の一連の講座は、歴史建造物の成り立ちを遡って追っていくもの。まず名古屋の文化と歴史の象徴、名古屋城本丸御殿を知ることにはじまり、木造建築の意匠に触れ、その素材で実際に本丸御殿に用いられた木曽ヒノキの産地、岐阜県中津川市の加子母の森を訪ねる。そこで森の歴史や木を使うことの意味について学び、最後に木曽ヒノキの苗の育てかたを体験しながら、木とともに暮らすことや、木を使って環境を守ることについて考える。
講座全体を通じて、古来より名古屋の木造建築の文化を支えてきた木曽ヒノキと、その森の歴史をたどりながら、次世代を担う子供たちと保護者に環境問題への取り組みを呼びかけている。


茶席「金城苑」を使って行われたセミナー。中央奥が井上雅文さん

この日は東京大学アジア生物資源環境研究センター准教授の井上雅文さんを講師に招き、映像を中心とした木の話やクイズのほか、保護者を対象としたセミナーを開催。かつて軍用機にも使用された木材の強さのしくみや、木材利用が地球環境に果たす役割について科学的な解説が行われ、森林活用と地球温暖化防止について、より一層の理解を深める機会となった。


西北隅櫓の内部。西北隅櫓は名古屋城に現存する三つの櫓の内のひとつで元和5年（1919年）に建てられたもの。
1962年から1964年にわたる解体修理で、他の建材の古材を転用していることがわかっている。三層三階構造で
築造当時の原型をそのまま伝える名古屋城で最も古い建造物。

このほか400年前から残る木造建築物で、国の重要文化財でもある西北隅櫓（せいほくすみやぐら）を見学。櫓の中の、どっしりとした木組みを興味深く眺めながら、スタッフに次々と質問を投げかけ楽しそうに学ぶ子供たちの姿が目立った。


子供たちの素朴ながらも鋭い質問に、大人たちは微笑んだりドキッとしたり。楽しい時間が流れる

（鶴丸美穂） </description>
		<link>http://goodnews-japan.net/news/mokuzou/2008/06/15/200</link>
			</item>
	<item>
		<title>地域に開かれた学び舎-森林文化アカデミーの生涯学習講座</title>
		<description>「森と人との共生」を目指し、日本の森林資源や文化を担う人材を育成する森林文化アカデミー（岐阜県美濃市）では、森林の分野での活躍を目指す人や、森林・林業関係者に向けた専門教育を一般の人にも体験してもらおうと、さまざまな生涯学習講座を実施している。

 
森林文化アカデミーの中心部（アカデミーセンター）

年間を通じてほぼ毎月開催される講座は、平成20年度では合計26講座。その内容は夏休みを利用したキャンプや森の昆虫採集、木のクラフトづくりなど親子で楽しめる講座のほか、岐阜県の森林帯の観察や里山散策、大人の社会見学と題する森の仕事見学ツアーといった体験学習が充実している。いずれもアカデミーの施設内や岐阜県内を囲む豊かな森林を利用した、身近な自然に親しむことができるプログラムだ。


アトリエにて

講座によってはアカデミーの講師や生徒が中心になって行うものもあり、アカデミーで学ぶ専門的な知識や技術を地域の人々にも伝えられる貴重な場となっている。こうした講座を通じて、地域の人々とともに地域の抱える森林や林業の問題解決に取り組むことができるのも、森林文化アカデミーの特徴だ。

生涯学習講座には「森の情報センター」や「森の工房」が利用されるほか、食堂、談話室、大浴場を備えた宿泊施設「森のコテージ」も用意されている。
これからの季節は施設周辺の木々も青々と美しく、森林や自然と触れ合う学び舎の魅力を一層引き立てる。


森の情報センター（展示ホール）

（鶴丸美穂）

参考ＵＲＬ：http://goodnews-japan.net/news/mokuzou/2008/06/04/113

【生涯学習講座 スケジュール（7月）】
「夏の自然教室～森林環境教育キャンプ～」
　開催日：7月19日（土）～24日（木）
　　場所：県内
　　対象：美濃市周辺の小学4年生～中学3年生
　　定員：25名
応募締切：7月5日（土）

「森の昆虫採集と観察～親子等で昆虫を採って標本をつくろう～」
　開催日：7月25日（金）
　　場所：アカデミー内
　　対象：小学生と保護者
　　定員：15組30名程度
応募締切：7月11日（金）

「ちょっと変わった自然教室～低学年生とその保護者の自然体験キャンプ～」
　開催日：7月26日（土）～27日（日）
　　場所：アカデミー内
　　対象：小学1年生～3年生と保護者
　　定員：15組30名程度
応募締切：7月12日（土）

「岐阜県の森林帯をみる～標高の違いによる植生の遷り変わり～」
　開催日：7月27日（土）～28日（月）
　　場所：高山市清見　下呂市小坂
　　対象：一般
　　定員：20名
応募締切：7月13日（日）

※生涯学習講座に関する申し込み・問い合わせ
〒501-3714 美濃市曽代88　森林文化アカデミー事務局教務課
TEL:0575-35-2525
FAX:0575-35-2529
e-mail:info@forest.ac.jp
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		<link>http://goodnews-japan.net/news/mokuzou/2008/06/11/191</link>
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		<title>“段”と“暖”で楽しく快適な暮らし-ＯＭソーラー「だんだんの家。」</title>
		<description>自然素材の木を使い、建物の断熱性や機密性を良くする仕組みを用いて快適な住まいを実現するエコハウス。エアコンに頼らず、夏はそよ風の涼しさを、冬は太陽のぬくもりを上手に取り入れた暮らしは地球にやさしく、人の身体にもやさしい。



「だんだんの家。」は、太陽や風などの自然エネルギーを建築的な方法や工夫によって利用する「パッシブソーラーシステム」を基に、ＯＭソーラー協会が提案する新しい住まいのかたち。季節に応じて室内環境をほどよく調節するパッシブソーラーの技術と、家族のライフスタイルを楽しくする、遊び心にあふれた生活空間を備えている。

 

最大の特徴は、一階から二階までを6層に分け、スキップフロアでつなぐ室内構造。通常なら廊下で平面につながる部屋を、リビング階段で縦につなぐことで、立体的な空間をつくり出す。

 

各部屋は壁やドアなどで完全に仕切ってしまわず、ワンルームや吹き抜けのような開放感を持たせているが、スキップの段差が視界を適度に遮ることで、プライバシーも確保できる。フロア間の段数は少なく、上下階の移動もスムーズだ。
この「段々」で構成される部屋は、屋根であたためた外気を取り込み、床下から天井に向かって室内を暖房する、全体の空気を循環させて換気をよくするといったＯＭソーラーの仕組みに適したつくりでもある。



木造をベースに、太陽や風などの自然エネルギーを活用する発想と技術を取り入れた家づくりは、森林活用、ＣＯ2削減、省エネ、持続可能な暮らしを提唱する現代において、ひとつのキーワードになり得る。
その家づくりに、住む人が「心地よさ」や「楽しさ」を見出せるかどうか。「だんだんの家。」には段々の“段”、暖房の“暖”のほか、団欒の“団”や、“家族のライフスタイルに合わせてだんだん変化していく”といった意味が込められている。

（鶴丸美穂）
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		<link>http://goodnews-japan.net/news/mokuzou/2008/06/08/166</link>
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