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	<title>木造都市の夜明け</title>
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	<lastBuildDate>Tue, 05 Aug 2008 00:10:36 +0000</lastBuildDate>
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	<item>
		<title>《新しい木造建築》（１）木造建築の展開</title>
		<description>伝統木造建築の輝かしい歴史があるにもかかわらず、RC造や鉄骨造のめざましい発展に比べて新しい木造建築の展開は遅々としたものであった。建築教育において、木構造は建築史における歴史的伝統木造建築であり建築材料学における木材料に限られていた。新しい木造建築を教えることができる建築教育者と建築家が少なく、木造建築の可能性が置き去りにされてきた。 

  

木は燃える材料、ということで延焼の可能性のある部位には不燃材料が用いられてきた。そして木の強度と剛性は鉄骨や鉄筋コンクリートに比較して劣るという考えが新しい木造建築の進展を遮ってきた。設計規準は新しい木造建築の進展を助けるものではなかった。そして、昭和初期に定められた壁量の規定は、新しい木構造の設計の道を極めて狭いものにしてしまった。

そうした中で、唯一枠組壁建築が木造在来工法を駆逐するような勢いで普及してきた。それは、昭和49年に枠組壁建築の技術基準（告示1019号）が制定されたこと、この構法が壁式構造なので建築基準法の壁量の規定に合致したこと、そして生産システムの合理化がなされたからである。建築大工とは異なるフレーマーと呼ばれる枠組壁建築専門の職種が誕生した。

一方この20年の間に木造建築の研究と見直しが急速に進んだ。大断面木材は火災に対して耐火時間が長いこと、そして木材の比強度（圧縮強度を比重で割った値）が大きく、木材はコンクリートの約10倍、そして鉄の約２倍あることから木材はコンクリートや鉄に比較して決して劣る材料ではないことが理解されるようになったこと、そして木質構造の研究が進展して安全性確保の技術が蓄積されてきたことがある。また、構造用集成材（厚さ２～５cmの挽材＜ラミナ＞を貼りあわせた部材）を用いた木造建築に新しい展開が見られた。これは集成材に関する品質、規格、接合法、耐火性能といった基礎研究の進展と昭和62年の建築基準法の改正及び技術基準の整備、そして集成材の集成技術と生産システム及び加工技術の進展がその背景にある。さらにヘビーテインバーと呼ばれる大断面部材（最小寸法15cm、断面積300平方cm以上）による大空間建築の様々な提案が可能になった。火災の燃焼によって大断面部材は急に耐力を失うことなくある時間強度を保持できることが確認されたからである。そこで燃え代計算の考え方が導入され、火災による断面欠損が建物の崩壊に至らないことを計算で確認すれば（短期の設計基準）大断面部材によりロングスパンの木造建築も設計できるようになった。


長さ方向の接合（フィンガージョイント）
構造用集成材は写真のフィンガージョイントによって要素同志が接着される。
接着面積が広く接合強度が高い。


厚さ方向の積層（ラミナ数6枚の例）
単版を厚さ方向に積層することで大断面部材（ヘビーテインバー）が造れる。

ラミナを集成した構造用集成材と共にLVL（Laminated Veneer Lumber）という、１～３mmの薄板を貼りあわせた集成材なども構造材に使用できるようになった。これまで木構造と呼ばれていた用語も多様な木質部材の開発と実用化に対応させるために木質構造という名前が使われるようになった。

木質構造を構築するためには部材相互の接合が設計の要点になる。伝統木造建築を除き、接合部には金物を併用することが多い。さらにロングスパンの構造では鋼棒による張弦材を用いたハイブリッド型の部材構成を必要とする場合もある。異種材料との組み合わせは、木材だけでは実現できない新しい構造形式の建物を可能にする。また、近代的な集成材工場の整備と品質管理の向上、流通、安定供給、そして経済性など、新しい木質構造の生産供給システムが整備されてきた。

木材は資源循環型の唯一の材料であり日本は豊富な蓄積量を誇っている。しかし建築材料だけでなく木質製品のための木材は北米や東南アジアあるいはアフリカから輸入され利用されてきた。戦後植樹された日本の人工林は利用できるまでに成長してきたが輸入木材の価格に比較して割高なため多くは利用されずにいる。人工林で成熟した木は伐採して積極的に利用することが重要である．成木の光合成能力は若木に比較すると低い。伐採された後地には若木を植えて育てれば光合成が活発になり環境改善に貢献する。

近年、環境との共生、そして木造建築や木質製品への愛着など木への関心は確実に高まってきた。そして全国各地で地場産の木を建築に利用する動きが活発になっている。後の回で紹介する三河材流通加工センターも国産木材の流通を活発にするために計画された施設であり、地元産の木材の集積、流通、加工、仕上げまでを行う13棟から成る総合施設である。

木造建築は従来中小規模の建築に限られていたが、近年はロングスパンの建築にも積極的に利用されている。木材による大規模建築の構築法は東大寺大仏殿をはじめとして日本の伝統建築では古くからある技術であるが、新しい木質大規模建は構造学力学的な解析技術によってこれまでにない新しい構造形式を可能にする。その形式を大別すると、建物に作用する力を部材や構造の持つ強さで荷重を制圧する大断面部材集成材（ヘビーテインバー）による架構形式、鋼材など木材以外の材料を併用したハイブリッド型の構築システムで外力に抵抗させる架構形式、あるいは小断面の挽材を組み合わせて構築する架構形式などがある。そして構造材料としては各種の構造用集成材や中小断面の挽材の他に各種の構造用木質板、あるいは木質繊維板も盛んに用いられるようになった。（つづく）

（中部大学工学部教授　片岡靖夫） </description>
		<link>http://goodnews-japan.net/news/mokuzou/2008/08/05/262</link>
			</item>
	<item>
		<title>木造住宅を知る－そのⅤ～基礎工事</title>
		<description>地盤改良も終わり、いよいよ基礎工事が始まります。
最初に砕石を敷き、捨てコンクリートを打ち終わると、基礎の配筋工事へと入っていきます。

 

木造住宅では布基礎（壁の断面下、壁長方向に連続した基礎）が一般的ですが、最近は不同沈下の防止に有効なべた基礎（建物の底面全体をスラブにした基礎）を採用さすることが多くなりました。

  
 いろいろな太さ・形状の鉄筋があります

まずは設計図面に従い、鉄筋を組む配筋工事です。
建築工事はどの行程の仕事も大変ですが、基礎工事はとりわけ暑さ寒さの影響をまともに受ける仕事です。
この日も炎天下の中、もくもくと配筋作業が続きます。

ここで、鉄筋工の中心となって作業するOさん（45歳）にお話をうかがってみました。

――鉄筋工になって何年になりますか？

20年になります。７年弱サラリーマンをしていましたが、父が急逝したので、後を継ぎ鉄筋工になりました。

――この仕事をするにあたり、大切な心がけは？

やはり、怪我をしないということです。

  
 ハッカー　　　　　　　　　　　　　　　　　　  結束線

――道具を見せていただけますか？

ハッカーです（上写真左）。これで結束線（上写真右）を鉄筋に結わえて鉄筋を組み上げます。

皆さんハッカーを手に、くるくると線を手際良く結わえていきます。
このほか、現場には鉄筋を曲げる道具（下写真左）、切断する機械（下写真右）などがありました。

  
 鉄筋を曲げる道具　　　　　　　　　　　　　　　 鉄筋を切る機械

――若い人（お弟子さん）に伝えたいことは？

諦めずに、この仕事を続けて欲しいですね。

過酷な天候下での作業のため、長く働く人が少ないのが現状だそうです。若い人に長く続けて欲しいというのが今一番の願いだそうです。

――建築業界への要望は？

そうですね。単価を上げて欲しい、といったところでしょうか。

バブル崩壊以降、単価は下がったままです。夏場は暑さのために作業の進みが悪いので、特に夏場の単価を見直して欲しいと話されました。

  

配筋工事と並行して、型枠工事も進んでいきます。

基礎の形に型枠が組み終わると、配筋検査が行われます。鉄筋の種類、太さ、定着長さ、コンクリートの被り厚さ等が設計図通りになっているかを検査をします。

検査が終わると、いよいよコンクリート打設（だせつ）です。

（土屋知子）

〈関連記事〉
・木造住宅を知る-そのⅠ
・木造住宅を知る-そのⅡ
・木造住宅を知る-そのⅢ・設計業務（1）
・木造住宅を知る-そのⅢ・設計業務（2）
・木造住宅を知る－そのⅣ </description>
		<link>http://goodnews-japan.net/news/mokuzou/2008/08/01/278</link>
			</item>
	<item>
		<title>新社屋が「木造都市」実現への第一歩に - 丸美産業株式会社</title>
		<description>名古屋市瑞穂区に本社を構える丸美産業株式会社。2007年５月より建替え工事が進められてきた新社屋が2008年７月５日（土）に竣工を迎えた。創業から60年、丸美産業の木に対する思いと現代の建築技術が融合し具現化された、これまでにない「木質ハイブリッド造」の社屋ビルだ。

 
 写真提供：丸美産業株式会社

近年では「木」の持つ耐久性などが見直され、木造の住居や施設などの建設があちこちで進められるようになってきた。しかし防火に関する法令により、市街地で純粋な木造ビルを建てることは、まだまだ不可能な状況にある。

そこで、新社屋の主要構造に採用したのが「木質ハイブリッド構造材」。これは木と鉄を組み合わせることによって、法令上必要とされる耐火強度を実現しようとするもので、近年の木材業界において研究が進められている技術だ。新社屋の外観は、外装部分に使用したガラス越しに「木質ハイブリッド構造材」を見せるデザインで、近代的でありながら素朴な風合いを持ち、街並みの中で独特の存在感を放っている。

 
 社内のデスクも木で統一

設計を担当したのは、建築家で京都大学教授の高松伸さん。丸美産業現会長の嶺木昌行さんが本社ビルの建替えを検討しはじめた頃、「木造都市」を提唱する高松さんと出会い、そこから木造の新社屋建設への挑戦が始まったのだという。

 
 緑化されたテラスを眺める休憩スペース

建築家の高松さんが考える「木と建築の可能性」と、長年に渡って木とかかわり続ける丸美産業の「木への愛着」や住宅建設のノウハウが結びつき、誕生した新社屋。「木造都市」実現に向けての一歩が踏み出された。

（鶴丸美穂）

〈関連記事〉
・木造都市の実現は教育から―建築家・高松伸さん  </description>
		<link>http://goodnews-japan.net/news/mokuzou/2008/07/30/267</link>
			</item>
	<item>
		<title>木造住宅を知る―そのⅣ・地鎮祭～いよいよ工事着工</title>
		<description> 施工業者との建築工事請負契約も無事締結し、工事着手となりました。
更地にテントが張られ、祭壇が設営されて儀式が行われている光景を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。これは建築の儀式の一つである「地鎮祭」です。

 

古来より人々は幸せを神に願い、日々の生活の節目ごとに様々な祭りを行ってきました。穀物の実りへの願い、収穫への感謝、我が子の成長、家族の安全、商売繁盛……など。勿論、建築においても例外ではありません。
自分の住まいを持つことは一生にそう幾度もある事ではありません。それは喜びであり、感謝でもあります。建築にも工事の節目ごとに安全祈願、感謝のための祭りがあります。そこで、工事が無事完了することは施主にとっては勿論のこと、工事関係者にとっても重要なことです。

 

〈建築工事における主な式典の種類〉
　１．地鎮祭（じちんさい）・・・・・工事着手前
　２．起工式（きこうしき）・・・・・工事着手前
　３．立柱式（りっちゅうしき）・・・建物の中心となる柱（大黒柱）を建てる時点
　４．上棟式（じょうとうしき）・・・棟木を棟に上げる時点
　５．定礎式（ていそしき）・・・・・建物の主体構造が完成した時点
　６．清祓式（きよはらいしき）・・・建物の主体構造が完成した時点
　７．竣工式（しゅんこうしき）・・・建物竣工時点
　８．落成式（らくせいしき）・・・・建物竣工時点
　９．落成披露宴（らくせいひろうえん）

上記の内、住宅で主に行われる式典は、地鎮祭、起工式、上棟式、竣工式程度になります。竣工式については行われない場合もあります。

 　

 　

式典を終えて、いよいよ工事開始です。まずは地盤調査に入ります。今回用いられたのは、「スウェーデン式サウンディング試験（静的貫入試験）」。敷地内における地盤の性状を知り、建築構造物の設計に関するデータを得るために行われます。木造二階建ての建物では、この方法が多く採用されています。

これは荷重による貫入と回転による貫入を併用した原位置試験であり、土の静的貫入抵抗を測定し、その硬軟又は締まり具合を判定するとともに、土層構成を推定することを目的としています。建物規模にもよりますが、通常は数箇所程度のサンプリングを行います。
この試験結果は『地盤調査報告書』にまとめられ、それを元に必要に応じ、設計における基礎工事の見直しや修正を行います。今回は設計での表層地盤改良厚さを15cm深くまでと修正しました。

 

土地を選ぶ時点で、その土地の地盤状況を知っておくことは工事費用の面でも、自然災害の際にも大変重要です。最も簡単に知る手段は先の記事にも書きましたが、その土地の地名です。地名には多くの情報が含まれており、由来を知ることは住むにあたってとても興味深いことだと思います。例えば蟹江、中川、〇〇沢、□□洞、△△淵などは大昔、水に関係した地形だったことを示している場合があります。

名古屋市の場合、『あなたの街の地震マップ』をクリックすれば、東海地震と東海・東南海地震が発生した際のご自身がお住いの地域での揺れの大きさや、液状化の危険度の予測を知ることが出来ます。

更に詳しく調べたい場合、図書館に『名古屋地盤図』という本があります。これで過去のボーリングデータを知ることができます。名古屋地域地質図も掲載されているので、興味のある方は一度調べてみると面白いかもしれません。

（土屋知子）

〈関連記事〉
・木造住宅を知る-そのⅠ
・木造住宅を知る-そのⅡ
・木造住宅を知る-そのⅢ・設計業務（1）
・木造住宅を知る-そのⅢ・設計業務（2） </description>
		<link>http://goodnews-japan.net/news/mokuzou/2008/07/25/213</link>
			</item>
	<item>
		<title>木に触れ匠の技を知る―なごや環境大学教育講座</title>
		<description>2008年6月14日（土）～8月23日（土）、なごや環境大学では「木のある暮らし、木との共生～親子で学ぶ本丸御殿と木の文化～」と題して4回の講座を実施する。
第2回目の7月12日（土）は名古屋市環境学習センターエコパルなごや（名古屋市中区、伏見ライフプラザ13階）にて、職人とともに木のつなぎかたやカンナがけなどを体験するワークショップが開かれた。

 
「木のある暮らし、木との共生～親子で学ぶ本丸御殿と木の文化～」は
親子で参加するプログラム

講師は愛知建設産業協会の横井辰幸さん（横井建築代表、名古屋市熱田区）。横井さんは、まず「ここに二つの木材があります。これらを繋いで一本にするには、どのような方法があるでしょう」と受講者に問いかける。

  
 講師の横井辰幸さん　　　　　       大工さんと一緒に「蟻継ぎ」に挑戦

木造建築は、柱や梁、壁、床などさまざまな部材が組み合わされてできており、木の継ぎかたにも多くの方法がある。そして、それらは古来より受け継がれてきた木造建築に欠かせない技術だ。

今回は、中でも比較的シンプルな「蟻継ぎ」（ありつぎ）を取り上げ、実際に木材と鋸を使って木の継ぎかたに挑戦。参加者は「蟻継ぎ」のサンプルをじっくり観察しながら、用意された木材に墨付け（切断部分に鉛筆等でラインを入れること）し、鋸引きを試みた。

 
 仕組みを頭では理解していても、慣れない作業に子ども大人も大苦戦 

 
 鋸引きができても、最終的に木材がピタリと組み合うとは限らない 

今回の講座は職人とのふれあいや体験学習が中心だが、この4回にわたるプログラムのねらいは、2010年に向けて計画が進む名古屋城本丸御殿の復元プロジェクトを通じて、木造建築を支えてきた職人の技や木の文化を知ることにある。

 
 カンナがけに挑戦。上手にできればカンナくずの形もきれい

名古屋城本丸御殿は京都二条城の二の丸御殿と並ぶ武家風書院造の代表的建築物で、1930年には国宝第一号に指定された城郭御殿の最高傑作といわれている。
1945年の空襲により焼失してしまったが、本丸御殿に関する江戸時代の文献や写真、実測図などから、最高の職人や芸術家たちの力を結集して造られた様子がうかがえるのだという。2010年は名古屋開府400年にあたり、復元においては着工当時と同様の木曽ヒノキを使用するそうだ。

 
「蟻継ぎ」完成。釘も接着剤も使わずに木材がしっかり組み合っている

次回7月26日（土）は、その木曽ヒノキの産地、岐阜県中津川市の加子母の森を訪ねる。
日本の木造建築文化を古来より支えてきた木曽ヒノキの森。この森が今でも残されているからこそ、本丸御殿の復元も可能になる。森を大切にすることは、単なる環境保全や温暖化防止のためだけではない。

（鶴丸美穂）

〈関連記事〉
・名古屋城から「木」を知る「森」を知る-なごや環境大学教育講座 </description>
		<link>http://goodnews-japan.net/news/mokuzou/2008/07/23/253</link>
			</item>
	<item>
		<title>木と木造住宅を学ぶ―近くの山の木で家をつくるスクール 名古屋 2008　開催中</title>
		<description>木造住宅の設計、施工、林業などにかかわる人、またはそれらを志す人を対象に「木と木造」に関する学びの場を提供する「近くの山の木で家をつくるスクール 名古屋」（略称：近山スクール）。

専門家だけでなく一般を対象とした公開講座も設けられ、今年の第3回目の一般公開講座には長年にわたり日本の森林ルポを続けてきた森林ライターの赤堀楠雄さんが登壇。このほか文化財、構造設計、デザイン、法律などの観点から学ぶ木構法の講義や、職人の作業現場や森林伐採などのフィールドワークが用意され、現在の森や林業の実態から今後の木造住宅建築まで幅広く学べるプログラムとなっている。

 
 5月31日（土）に行われた2008年第一回講座の様子（専門家向け講座）

近山スクールは今年で誕生から6年目。代表の藤岡伸子さん（名古屋工業大学教授）は「建築家や設計士、工務店だけでなく家を建てたい一般の人まで、山と木、そして木造住宅への理解を深めてほしい。さらに講座を通じて、普段かかわることの少ない消費者と建築の専門家が交流するきっかけづくりにもなれば」と思いを語る。

受講に関する問い合わせは運営事務局まで。

〒466-8555 名古屋市昭和区御器所町　名古屋工業大学内
近山スクール名古屋事務局　担当：藤岡　fujioka@nitech.ac.jp

第3回／7月19日（土）13:30～17:00　名古屋工業大学内
　　　　　「緑の日本であり続けるために」
　　　　　講師：森林ライター 赤堀楠雄さん

第5回／9月23日（火）13:30～17:00　名古屋工業大学内
　　　　　「文化財と大工」「伝統木造構法の歴史とこれから」
　　　　　講師：風基建設代表 渡邊隆さん

※一般公開講座は事前の申し込み不要。
受講料（資料代）／一般1000円　学生500円

（鶴丸美穂）

〈関連記事〉
・今、木を使い家をつくることの意味 - 近山スクール代表・藤岡伸子さん
・日本の建築文化が消える前に「伝統構法」の法整備を！ - 近山スクール名古屋2008 </description>
		<link>http://goodnews-japan.net/news/mokuzou/2008/07/11/252</link>
			</item>
	<item>
		<title>今月いっぱいで休館に―文化のみち「撞木館」</title>
		<description>　

名古屋市東区にある『まちなみ保存地区－文化のみち－』。
街中の貴重な緑豊かな場で、市民のイベントに利用されてきた『撞木館（しゅもくかん）』が、耐震改修工事に入るため8月から休館となります。

　

しばらく目にすることができなくなると聞き、ちょうど紫陽花の見頃なこの時期に出掛けてみました。

　

この屋敷は陶磁器輸出「井元商店」を営み、名古屋陶磁器貿易商工同業組合長を務めた井元為三郎の館として大正末期から昭和の初期にかけて建てられました。約600坪の敷地には、商談に訪れる外国人の接待や宿泊のための「2階建て洋館」、家族の居住用の「和館」、茶席「撫松庵」があります。

　

高温多湿な日本では、家屋は夏を旨として建てられており、これからの季節は風通しが良く爽やかですが、冬はその開口部の多さゆえに寒さがこたえます。重い日本瓦に対して少ない壁は、耐震という面からみても不利な条件となります。今回の耐震補強計画も困難を極め、最終的に「和館」に関しては外観を損なわない様最小の袖壁をつけるのみ、現在の姿をできるだけ保つことを優先した工事となる予定です。

　

二畳半中板向切りとしては他に類を見ないという茶室「撫松庵」。都会の真ん中にあるとは思えないほど、凛として且つ静かな佇まいを見せています。

　

耐震改修工事は2008年8月から2009年3月まで行われ、2009年7月より再公開の予定です。

撞木館
〒461-0014　名古屋市東区撞木2-18
開館日：木・金・土・日曜（月曜が祝祭日または振替休日の場合は開館）
開館時間：午前10時～午後5時

（土屋知子） </description>
		<link>http://goodnews-japan.net/news/mokuzou/2008/07/09/234</link>
			</item>
	<item>
		<title>木のある暮らしを提案―『木にふれる喜び エコな暮らしを彩る家具・クラフト オークヴィレッジ展』</title>
		<description>1974年、岐阜県清見村（現在の高山市）に創設された工芸村『オークヴィレッジ』。代表の稲本正さんは緑豊かな山あいに工房を構え、「100年かかって育った木は100年使えるものに」「お椀から建物まで」「子ども一人、ドングリ一粒」の３つの理念のもと、活動を続けています。

 
 稲本正さん

ジェイアール名古屋タカシマヤ（名古屋市中村区）10階催会場では、2008年6月25日（水）～30日（月）まで『木にふれる喜び　エコな暮らしを彩る家具・クラフト　オークヴィレッジ展』を開催し、稲本さんが提案する「木のある暮らし」を、より実生活に近い形で紹介。また、職人による家具の組み立て実演や環境問題についてのイベントも併せて開催しています。

  
 特設ルーム（NPO法人　ドングリの会）

会場に用意された特設ルームでは、NPO法人『ドングリの会』の活動を紹介するコーナーが設けられ、この日は稲本さんがその活動のひとつ『バットの森づくり』について教えてくださいました。『バットの森づくり』は2005年から企業との協働ではじまった活動で、野球少年が多数参加し、バットの材料であるアオダモの木を植樹したりしているそうです。

プロ野球で用いられる強いバットができる木は、ごくわずかで、木にとっては当たり前である小さな節や割れがあるだけで不適格材となってしまうそうです。オークヴィレッジではその不適格材で携帯ストラップや携帯マイ箸「みどりのかけ箸」を製作し、売上の一部を使って森づくりをする活動を続けています。

  
 マイ箸づくり教室の様子

会期中は、バット不適格材を使った「マイ箸づくり教室」も開催。稲本さんの著書『木の工作の時間』をもとに、単なるものづくり教室ではない、「木にふれ、木を使って過ごすエコライフ」をテーマにした環境講座となっています。

「国産の木材は現在20パーセントくらいしか使われていません。日本はウッドマイレージもワーストワンで、海外の森林破壊を促したりしています。自分で作った箸なら愛着もひとしおですよね。地球環境を守るために、ぜひ今日作ったお箸を持ち歩いてください」と稲本さん。

  
 角材を削り、やすりで磨いて、電気鏝（でんきこて）で名前を焼き付け、米油を塗れば「マイ箸」の完成

このほか「ウインザーチェアの木組み実演」では、工房さながらの木組み実演が行われ、100年使えるものづくりを披露。

また、通信販売会社フェリシモと共同開発した天然木の鈴「MOKURIN（もくりん）」の販売も。この鈴を買った人には、抽選で家庭で育てる苗がプレゼントされます。

  
 ドングリが何種類あるかご存知ですか？　　　　  木の種類の違いで音階が変わります

マイ箸づくり教室とウインザーチェアの木組み実演は6月25日（水）・28日（土）・29（日）、いずれも11時～と15時30分～開催。

（土屋知子） </description>
		<link>http://goodnews-japan.net/news/mokuzou/2008/06/26/224</link>
			</item>
	<item>
		<title>木造住宅を知る-そのⅢ・設計業務（2）</title>
		<description>いよいよ実施設計です。

実施設計とは、実際の工事に必要な図面を描く作業となります。基本設計が骨格を描くとするならば、実施設計は肉付けをしていく作業にあたります。描かれる図面は意匠図、構造図、設備図に大きく分類されます。

意匠図・・・主に建築の仕上げ部分の詳細や、家具・建具の詳細を示す図面
構造図・・・構造計算に基づき、構造部材の詳細を示す図面
設備図・・・電気設備図（電気の配線、照明器具、コンセント、電話、テレビなどを示す図面）
　　　　　　 給排水衛生設備図（キッチン、トイレ、浴室などの配管と器具を示す図面）
　　　　　　 空調換気設備図（エアコンや換気扇を示す図面）

以上で建物の図面が出来上がります。

 

住宅を設計する場合、建物だけで生活が成り立つものではありません。道路から敷地へ入る部分には門があり、そこから玄関までのアプローチ、その向こうには庭があったり。こうした部分は“家の顔”ともなる部分です。

また自動車や自転車等のスペースをどうするのか、勝手口を中心としたサービスヤードをどのようにするのかなど、建物の外部スペースは住み易さや使い易さに大きな影響を与えます。このような部分を描くのが外構図となります。

以上でほぼ設計の作業は完了です。
図面が出来上がったら建築確認申請を提出し、確認済証交付の後、いよいよ工事着手となります。

 

設計施工の場合はこのまま工事を進めていくことになりますが、設計と施工が別の場合、設計終了後に施工者の選定を行なう必要があります。これには幾つかの方法があります。

①競争によらず特定の業者を選定するもので、「特命（とくめい）」と呼ばれる方法。以前から付き合いがあり、信頼できる施工者を選びたい場合は、こうした形を選択することがあります。
②数社を選定して、設計図書等同一条件で価格競争をする方法。これには競争入札による場合と、見積合わせによる場合があります。

前者は工事価格のみ示し、最低価格の札を投じた業者を選定することが一般的です。それに対し、後者はそれぞれの業者から見積をとり、内容を比較検討して施工者を選定する方法です。
前者のように前面開札によらないので、見積提出者が相互にほかの競争者を確認できない点や、最低価格で入札者を選定せず見積内容の質を重要視する点などで異なります。

設計者は各見積を比較分析し、各業者の特徴や工事に取り組む姿勢などをまとめます。それを元に施主（発注者）と協議の上、業者を決定します。戸建て住宅などで業者間の競争をする場合は、見積合わせによる場合が比較的多く見受けられます。

 

（土屋知子） </description>
		<link>http://goodnews-japan.net/news/mokuzou/2008/06/16/190</link>
			</item>
	<item>
		<title>名古屋城から「木」を知る「森」を知る-なごや環境大学教育講座</title>
		<description>2008年6月14日（土）～8月23日（土）、なごや環境大学では「木のある暮らし、木との共生～親子で学ぶ本丸御殿と木の文化～」と題して計4回の講座を実施する。
その第一回目、6月14日（土）は、2006年より本丸御殿復元に向けたプロジェクトが進む名古屋城を会場に、親子で木造建築の魅力や文化に触れる体験学習が行われた。


名古屋城天守閣。手前の空き地が本丸御殿跡
名古屋開府400年にあたる2010年、本丸御殿の一部が復元される。復元には再び「木曽ヒノキ」の使用が計画されている

名古屋城の本丸御殿は、京都二条城の二の丸御殿と並ぶ武家風書院造の代表的建築物といわれており、1930年には国宝に指定されたが、1945年の空襲により天守閣とともに焼失。その後天守閣は1959年に再建されたが、本丸御殿の再建までには至らなかった。
しかし本丸御殿を知る手がかりは、江戸時代の文献のほか写真や実測図などに多数残されており、その在りし日の姿を現代に、忠実に蘇らせることは実現可能だ。


茶席「金城苑」。普段は一般公開されていない

今回の一連の講座は、歴史建造物の成り立ちを遡って追っていくもの。まず名古屋の文化と歴史の象徴、名古屋城本丸御殿を知ることにはじまり、木造建築の意匠に触れ、その素材で実際に本丸御殿に用いられた木曽ヒノキの産地、岐阜県中津川市の加子母の森を訪ねる。そこで森の歴史や木を使うことの意味について学び、最後に木曽ヒノキの苗の育てかたを体験しながら、木とともに暮らすことや、木を使って環境を守ることについて考える。
講座全体を通じて、古来より名古屋の木造建築の文化を支えてきた木曽ヒノキと、その森の歴史をたどりながら、次世代を担う子供たちと保護者に環境問題への取り組みを呼びかけている。


茶席「金城苑」を使って行われたセミナー。中央奥が井上雅文さん

この日は東京大学アジア生物資源環境研究センター准教授の井上雅文さんを講師に招き、映像を中心とした木の話やクイズのほか、保護者を対象としたセミナーを開催。かつて軍用機にも使用された木材の強さのしくみや、木材利用が地球環境に果たす役割について科学的な解説が行われ、森林活用と地球温暖化防止について、より一層の理解を深める機会となった。


西北隅櫓の内部。西北隅櫓は名古屋城に現存する三つの櫓の内のひとつで元和5年（1919年）に建てられたもの。
1962年から1964年にわたる解体修理で、他の建材の古材を転用していることがわかっている。三層三階構造で
築造当時の原型をそのまま伝える名古屋城で最も古い建造物。

このほか400年前から残る木造建築物で、国の重要文化財でもある西北隅櫓（せいほくすみやぐら）を見学。櫓の中の、どっしりとした木組みを興味深く眺めながら、スタッフに次々と質問を投げかけ楽しそうに学ぶ子供たちの姿が目立った。


子供たちの素朴ながらも鋭い質問に、大人たちは微笑んだりドキッとしたり。楽しい時間が流れる

（鶴丸美穂） </description>
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