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木造住宅を知る-そのⅤ~基礎工事
(2008年8月1日 09:00)

地盤改良も終わり、いよいよ基礎工事が始まります。
最初に砕石を敷き、捨てコンクリートを打ち終わると、基礎の配筋工事へと入っていきます。

 tekin 4(2008.7.2)

木造住宅では布基礎(壁の断面下、壁長方向に連続した基礎)が一般的ですが、最近は不同沈下の防止に有効なべた基礎(建物の底面全体をスラブにした基礎)を採用さすることが多くなりました。

 tekin 5(2008.7.2) tekin 3(2008.7.2)
 いろいろな太さ・形状の鉄筋があります

まずは設計図面に従い、鉄筋を組む配筋工事です。
建築工事はどの行程の仕事も大変ですが、基礎工事はとりわけ暑さ寒さの影響をまともに受ける仕事です。
この日も炎天下の中、もくもくと配筋作業が続きます。

ここで、鉄筋工の中心となって作業するOさん(45歳)にお話をうかがってみました。

――鉄筋工になって何年になりますか?

20年になります。7年弱サラリーマンをしていましたが、父が急逝したので、後を継ぎ鉄筋工になりました。

――この仕事をするにあたり、大切な心がけは?

やはり、怪我をしないということです。

 tekin 1(2008.7.2) tekin 7(2008.7.2)
 ハッカー                    結束線

――道具を見せていただけますか?

ハッカーです(上写真左)。これで結束線(上写真右)を鉄筋に結わえて鉄筋を組み上げます。

皆さんハッカーを手に、くるくると線を手際良く結わえていきます。
このほか、現場には鉄筋を曲げる道具(下写真左)、切断する機械(下写真右)などがありました。

 tekin 8(2008.7.2) tekin 6(2008.7.2)
 鉄筋を曲げる道具                鉄筋を切る機械

――若い人(お弟子さん)に伝えたいことは?

諦めずに、この仕事を続けて欲しいですね。

過酷な天候下での作業のため、長く働く人が少ないのが現状だそうです。若い人に長く続けて欲しいというのが今一番の願いだそうです。

――建築業界への要望は?

そうですね。単価を上げて欲しい、といったところでしょうか。

バブル崩壊以降、単価は下がったままです。夏場は暑さのために作業の進みが悪いので、特に夏場の単価を見直して欲しいと話されました。

 kiso 1(2008.7.29) kiso 4(2008.7.29)

配筋工事と並行して、型枠工事も進んでいきます。

基礎の形に型枠が組み終わると、配筋検査が行われます。鉄筋の種類、太さ、定着長さ、コンクリートの被り厚さ等が設計図通りになっているかを検査をします。

検査が終わると、いよいよコンクリート打設(だせつ)です。

(土屋知子)

〈関連記事〉
・木造住宅を知る-そのⅠ
・木造住宅を知る-そのⅡ

・木造住宅を知る-そのⅢ・設計業務(1)
・木造住宅を知る-そのⅢ・設計業務(2)
・木造住宅を知る-そのⅣ

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