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今月いっぱいで休館に―文化のみち「撞木館」
(2008年7月9日 09:00)

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名古屋市東区にある『まちなみ保存地区-文化のみち-』。
街中の貴重な緑豊かな場で、市民のイベントに利用されてきた『撞木館(しゅもくかん)』が、耐震改修工事に入るため8月から休館となります。

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しばらく目にすることができなくなると聞き、ちょうど紫陽花の見頃なこの時期に出掛けてみました。

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この屋敷は陶磁器輸出「井元商店」を営み、名古屋陶磁器貿易商工同業組合長を務めた井元為三郎の館として大正末期から昭和の初期にかけて建てられました。約600坪の敷地には、商談に訪れる外国人の接待や宿泊のための「2階建て洋館」、家族の居住用の「和館」、茶席「撫松庵」があります。

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高温多湿な日本では、家屋は夏を旨として建てられており、これからの季節は風通しが良く爽やかですが、冬はその開口部の多さゆえに寒さがこたえます。重い日本瓦に対して少ない壁は、耐震という面からみても不利な条件となります。今回の耐震補強計画も困難を極め、最終的に「和館」に関しては外観を損なわない様最小の袖壁をつけるのみ、現在の姿をできるだけ保つことを優先した工事となる予定です。

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二畳半中板向切りとしては他に類を見ないという茶室「撫松庵」。都会の真ん中にあるとは思えないほど、凛として且つ静かな佇まいを見せています。

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耐震改修工事は2008年8月から2009年3月まで行われ、2009年7月より再公開の予定です。

撞木館
〒461-0014 名古屋市東区撞木2-18
開館日:木・金・土・日曜(月曜が祝祭日または振替休日の場合は開館)
開館時間:午前10時~午後5時

(土屋知子)

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