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木のある暮らしを提案―『木にふれる喜び エコな暮らしを彩る家具・クラフト オークヴィレッジ展』
(2008年6月26日 09:00)

1974年、岐阜県清見村(現在の高山市)に創設された工芸村『オークヴィレッジ』。代表の稲本正さんは緑豊かな山あいに工房を構え、「100年かかって育った木は100年使えるものに」「お椀から建物まで」「子ども一人、ドングリ一粒」の3つの理念のもと、活動を続けています。

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 稲本正さん

ジェイアール名古屋タカシマヤ(名古屋市中村区)10階催会場では、2008年6月25日(水)~30日(月)まで『木にふれる喜び エコな暮らしを彩る家具・クラフト オークヴィレッジ展』を開催し、稲本さんが提案する「木のある暮らし」を、より実生活に近い形で紹介。また、職人による家具の組み立て実演や環境問題についてのイベントも併せて開催しています。

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 特設ルーム(NPO法人 ドングリの会)

会場に用意された特設ルームでは、NPO法人『ドングリの会』の活動を紹介するコーナーが設けられ、この日は稲本さんがその活動のひとつ『バットの森づくり』について教えてくださいました。『バットの森づくり』は2005年から企業との協働ではじまった活動で、野球少年が多数参加し、バットの材料であるアオダモの木を植樹したりしているそうです。

プロ野球で用いられる強いバットができる木は、ごくわずかで、木にとっては当たり前である小さな節や割れがあるだけで不適格材となってしまうそうです。オークヴィレッジではその不適格材で携帯ストラップや携帯マイ箸「みどりのかけ箸」を製作し、売上の一部を使って森づくりをする活動を続けています。

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 マイ箸づくり教室の様子

会期中は、バット不適格材を使った「マイ箸づくり教室」も開催。稲本さんの著書『木の工作の時間』をもとに、単なるものづくり教室ではない、「木にふれ、木を使って過ごすエコライフ」をテーマにした環境講座となっています。

「国産の木材は現在20パーセントくらいしか使われていません。日本はウッドマイレージもワーストワンで、海外の森林破壊を促したりしています。自分で作った箸なら愛着もひとしおですよね。地球環境を守るために、ぜひ今日作ったお箸を持ち歩いてください」と稲本さん。

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 角材を削り、やすりで磨いて、電気鏝(でんきこて)で名前を焼き付け、米油を塗れば「マイ箸」の完成

このほか「ウインザーチェアの木組み実演」では、工房さながらの木組み実演が行われ、100年使えるものづくりを披露。

また、通信販売会社フェリシモと共同開発した天然木の鈴「MOKURIN(もくりん)」の販売も。この鈴を買った人には、抽選で家庭で育てる苗がプレゼントされます。

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 ドングリが何種類あるかご存知ですか?      木の種類の違いで音階が変わります

マイ箸づくり教室とウインザーチェアの木組み実演は6月25日(水)・28日(土)・29(日)、いずれも11時~と15時30分~開催。

(土屋知子)

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