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木造住宅を知る-そのⅢ・設計業務(1)
(2008年6月13日 10:41)

今回は住宅の設計業務についてです。

流れとしては、
与条件(よじょうけん:施主が設計者に与えた希望条件のこと)の整理と設計者自身のコンセプトづくり
 ↓
エスキス(下書きやスケッチ)で具体的な形へと進める
 ↓
基本設計のまとめ
 ↓
実施設計
と進みます。

それでは以上の各プロセスの内容を順に追ってみましょう。

mokei 2(2008.6.11)

まずは与条件の整理です。これには施主の側から見て、内的条件(①)と外的条件(②~④)の大きく分けて二つあります。

①施主の希望
どんな生活がしたいか。居間はこれがいい、キッチンはこうしたい、庭はこんな風に使いたい、休みの日は趣味を楽しめるようにしたい…等、施主のまざまな要望をまとめます。

②敷地にかかる規制
現地調査により敷地の形、傾斜、地勢、周辺の街並み等を調べます。さらに都市計画法や建築基準法を中心とした各種の法令をもとに、その敷地が持つ個性を捉えることもできます。

③工事予算
当然のことながら、大変重要な要素です。

④コンセプト(設計主旨)
設計者の立場から、住宅に対する考えかたや、施主の要望に対する提案を行います。
こうして住宅設計の方向性がまとまります。

次は、エスキスの作業です。

この段階では設計者がさまざまなデザインスケッチを描き、選別してベースとなるプランをいくつか作成します。次に施主に対しプレゼンテーションを行い、さらに踏み込んだ意見交換を重ねます。こうして修正や微調整を加えながら、スタディー模型などによるデザインの確認や、カタログ・サンプルによる仕上げ材料の提案を行い基本設計をまとめていきます。

このとき、一般的に以下の内容を図面にします。
 配置図・・・敷地の中の建物位置を示す図面
 平面図・・・間取りを示す図面
 立面図・・・建物の姿を示す図面
 断面図・・・建物の高さや部屋の天井の高さを示す図面
 仕上表・・・建物の外観や室内の仕上げを示す図面

これで住宅の具体的なイメージが出来上がりました。

次回は実際の工事に必要な「実施図面」を描く作業です。

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