家づくりのプロセス検証
家づくりを考える際、まず第一に必要なもの、それは土地です。
一概に土地といってもさまざまで、選定する時に考えなければならないのは「どのような地域なのか」ということです。地域性は、普段生活していく上でも将来を考える上でも重要な要素です。地勢はどうか、地盤はどうか、その土地の履歴はどうなのか(沼地等の埋立地の場合も考えられます)。さらにもう少し深いところの地盤はどうなっているのか。こうしたことが実際に大きな問題にならないにしても、可能であれば調べておきたいものです。
土地について調べる際、その土地や周辺の地名からヒントが見つかる場合もあります。「水」「洞(ほら)」「谷」「沢」などがつく地名は、その土地の過去の状況を現していると思われます。地盤が弱かったりすると、基礎工事に多くの費用がかかる場合がありますし、地震対策にも十分な配慮が必要になります。
第二に必要なのは、当然ながら予算です。
全て自己資金の場合もあれば、融資を利用する場合もあるでしょう。住宅の場合、特に木造住宅では、よく「坪いくら」と言って必要な間取りから建物面積を割り出し、概算を出すことがあります。あくまで概算ですが、全くアバウトな数字というわけでもありません。「坪いくら」でおおよその資金計画をたてておくのがよいでしょう。
土地と予算が決まったら、設計図の作成に入ります。工事はまず設計図を作成し、それをもとに行います。この作業は、ハウスメーカー、建売住宅、注文住宅を問わず必要な工程です。
注文住宅で家を建てる場合には二つの選択があります。ひとつめは設計施工で行う場合。二つめは設計と施工を別の人が行う場合です。前者は設計監理業務を施工者自身が行うもので、後者は適切な工事が行われるよう、設計者が現場を監理するものです。前者、後者ともに誠実に工事に携わるならば特に問題ありませんが、施主自身が安心して依頼できる方法を選択することが第一です。
次回は実際の設計業務を追っていきます。
(土屋知子)

















