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木の家はコストが高いか?-「納得の家づくり」を考える
(2008年5月28日 20:47)

日本の昔ながらの木の家は、柱や梁などがあらわになった「現し住宅」だ。主に無垢材を使用しており、住む人間にとっては自然の木の色合いや肌触りなどの心地よさがある。反面つくる側にとっては構造が見える分、仕上げの手間などがかかるものでもある。

木の「現し住宅」の場合、仕上げの手間はもちろんだが、ゆがみやへこみがなく節の入っていない木材選びから、構造材を保護するための養生作業、配線ルートを考慮した建て方など考慮すべき部分が多い。
これに対して「隠し住宅」は、柱や梁などを壁で隠す、上からクロスを貼るなどして構造材を見せないつくり。集成材を使うことが多く、素材選びから仕上げまでの作業は大幅に簡略化できる。

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ヤマジョウ建設 長屋邦良さん
2008年5月18日(金) 愛知芸文化センター12階アートホールで行われた「木の家づくり講座」にて

「当然、手間が少ないほうがコストも低い。だからといって表し住宅を建てるのは不利というわけではない。」そう語るのは、ヤマジョウ建設の長屋邦良さん。
長屋さんは、木の「現し住宅」の構造にはデザイン的な美しさが備わっている点や、年数を重ねるごとに醸し出される木の風合いといった魅力のほか、老朽化など住宅の変化を発見しやすいという利点などがあることをアピールする。

また木の構造組みなら臨機応変に融通が利くそうで、家の建て方や間取りなどに自分の好みを反映させやすいという。だからこそ、木の家をつくるならプランをじっくり練ること、そして施主自身も家づくりに積極的に参加することが大切だという。

「コストをできるだけ抑えたいなら、自分で製材所へ足を運び、予算に合わせた木材選びをするとか、構造材の仕上げの部分をあえて省いてみるなどの工夫が必要。また木材を適材適所で使うことにより、無駄なく効率のよい家づくりができるので、木のことをよく知る設計士や業者に相談できると尚よいのでは。
最終的に判断して決めるのは自分自身。自分の目利きで“良い物をお値打ちに”手に入れることが“納得のいく家づくり”のひとつでもあるはず」と、長屋さんは語る。

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(鶴丸美穂)

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