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市民が集い、緑を守る提案編み出す – 初のなごやみどりダイアログカフェ開催
(2009年9月30日 00:00)

これまでばらばらに地域の環境保全活動をしていた市民が一堂に会し、緑を守るための政策提言を市民の手で編み出そうという、第1回なごやみどりダイアログカフェが2009年9月28日(月)、名古屋市中区栄の名古屋市青少年文化センターで開催された。100人を超える参加者が、どうしたら限られた市の財政の下で、有効に緑を守れるかについて、グループに分かれて熱心に意見を出し合った。河村たかし名古屋市長も駆けつけ、各グループがまとめた提言に耳を傾けた。

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柔らかな雰囲気の下で行われたダイアログカフェ

生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の開催を約1年後に控える名古屋市だが、天白区・平針の里山開発、ヒメボタルの生息地である相生山での道路建設、守山区中志段味の野田農場での区画整理の強行など、都会に残る数少ない緑地が開発の危機にさらされているのが現状だ。それぞれの地域で問題に取り組むグループはあるものの、それらのグループの連携は進んではいなかった。

こうした状況を改め、幅広い市民が集って、どうしたら地域の問題を解決し、名古屋市全体の緑を守り、増やしていくことができるかを話し合おうというのが、この日のテーマだ。ソーシャル・クリエイティブ・エージェンシー「サステナ」代表のマエキタミヤコさんの呼びかけに応えて、地元で環境保護活動に取り組んできた唐木志穂さんら若者が中心となって準備を進め、開催にこぎつけた。

短期間の呼びかけにも関わらず、地域で様々な活動に取り組む人たちや行政関係者、学生など多彩な顔ぶれがそろい、会場には熱気があふれていた。

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グループに分かれて対話は進められた

「みどりを守るための政策」をテーマにしたダイアログカフェでは、20分間話し合い、20分間でまとめるという「対話」を、メンバーを換えて2回行った。話の主役は既に活動している人になりがちだったものの、活動にこれまで縁がなかった人も新鮮な発想で提案をするなど、多様な集まりであることの強みを感じさせる対話だった。

対話からは「みんなが協力して、名古屋を緑で取り巻く“なごや緑の環”をつくろう」「緑を守る連絡協議会をつくって、いろんな団体や地域のいいところをまとめて発信し、横のつながりをつくろう」など、連携に着目した提案が生まれた。他にも「緑を守る人に、守るためのお金が届くよう、税制改革や環境税などで助けよう」「市民の相談に乗れるみどりの110番を設けよう」「緑の議員通信簿をつくろう」「危機に瀕する緑の“レッドグリーンマップ”をつくろう」といった様々なアイデアが披露された。

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河村市長に提案を伝えるマエキタミヤコさん

これらの提案に対して、河村市長は、かねてから実現を目指している地域委員会につながるような動きを市民自らが生み出していくことに期待して「(地域の問題は)自分らで決めていってもらうようにせんとあかんわな」などとコメントしていた。

この日の対話について、名古屋市経営会議の経営アドバイザー、武田邦彦中部大学教授は「今日は非常に歴史的な日だ。みどりの計画を皆さんが話し合っていることはすばらしい。50年後のプランを市民側がつくった方がいい」と、高く評価していた。

この日の成果を次にどうつなげるか、名古屋市民の新しい挑戦が始まった。

(安在尚人)

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