国連が定めた「国際生物多様性の日」を記念し、「いのちを支えるもりづくりキックオフイベント」が2009年5月22日(金)愛・地球博記念公園などで開催されました。
まずは神田愛知県知事から生物多様性や来年のCOP10開催についてのあいさつがあり、続いて生物多様性条約事務局(カナダ・モントリオール)が呼びかける学校植樹プログラム「グリーンウェイブ」の説明がありました。
22日に世界各地で植樹がされると、時差があるため緑が波のように広がっていくということで、グリーンウェイブと呼ばれています。
神田知事と地元の小学生120名ほどが参加し、モリゾー・キッコロに見守られながらフモトミズナラが植樹されました。
この22日には、中電ホールでも「国際生物多様性の日」記念シンポジウムが開催されました。テレビでもお馴染みの自然環境研究センター研究主幹の動物学者、千石正一先生の講演です。
千石先生は言います。
私たちが住んでいる地球を宇宙船にたとえてみましょう。宇宙船の1本のネジがなくなり、いつかこの1本が10本となり、100本となっていくと、宇宙船は墜落します。そのネジとは地球上で共存している生物一種一種をあらわしています。生物の絶滅=地球危機というわけです。
もちろん絶滅はずっと昔から自然の中にあるものです。だから絶滅しても不思議ではないと言う人もいます。が、問題は、そのスピードです。新しいものが進化する間もなく、絶滅が加速しています。
また、生物は生存している環境に合ったものが生まれてきます。それを人間の考えで安易に他の場所に移動させたりすると、その生物の天敵がまったくいない所であったなら増えすぎてしまいますし、在来種を食べつくしてしまったり、新しい病気を持ち込むことになるかもしれません。そうなると自然のバランスが崩れ、生物多様性への脅威となるわけです。
千石先生は、このように生物のつながりの話をしつつ、地球のいのちをつないでいくために私たちがどのように生物と接しなければならないかを語りました。
(森乃雫)


























