名古屋の中心河川・堀川にかかる納屋橋南右岸に2009年4月17日(金)、「地産地消」をテーマにしたレストランがオープンしました。名古屋市の行なったコンペで、株式会社ウッドフレンズが最優秀提案事業者として選ばれていましたが、このたび「ほとりす なごや納屋橋」という名前で完成しました。
「ほとりす なごや納屋橋」は、ピア納屋橋の桟橋に隣接し、屋形船の船着場横にあり、広小路通りとの交差する立地となっています。市民グループによるゴンドラの定期運航が4月~10月の期間中、行なわれるなどゴンドラの見えるイタリア料理レストランとして堀川の魅力がたっぷり味わえ、若いカップルのスポットとなりそう。
テープカットをする関係者、一番左がウッドフレンズ社長の前田和彦さん
お店のコンセプトはCO2削減など環境を配慮して地元で生産された食材をメニューに取り入れるというもの。たとえば地域の土や水で育まれた食材を使用してのコース料理(1,500円~)からランチ料理(980円)ほか、名古屋名物「納屋橋まんじゅう」の蒸したてをお茶のセット(350円)でいただけるものまで。また、食器やテーブル、椅子、建物、インテリアなどにも「地産地消」にこだわるという力の入れようです。
店内の装飾に目を向けると、2階レストラン入り口に大きな文字で「地産地消」という文字が書かれています。これを書かれた書家の伊藤靄谷(いとう・あいこく)さんは「納屋橋、堀川をイメージした墨絵を描いているが、地元産地の食材やものづくり文化がこの堀川・納屋橋に一気に集結してくるイメージを文字で表現したかった」と語っていました。
堀川・納屋橋に賑わいを取り戻すという「ほとりす なごや納屋橋」に課せられたテーマは、まさに400年前、名古屋城築城と同時につくられた堀川端のたたずまいを取り戻すことにほかなりません。かつて堀川沿いに立ち並ぶ問屋街には、米、酒、材木などの農産物や工芸品のような物産であふれていたように再び、あの頃の活気を取り戻すことでもあります。「ほとりす なごや 納屋橋」の計画では、今後、お店の周辺で地産地消マーケットを開催していくことも考えているそうです。名古屋「初」、名古屋「発」をモットーにしたウッドフレンズグループの試みには、しばらくの間、目を離すことはできないでしょう。
(記事:石浦薫/写真:伊藤剛)
ほとりす なごや納屋橋:http://www.hotoris.jp/




















