東京都江戸川区の葛西臨海公園開園20周年関連事業の「葛西臨海・環境教育フォーラム」が2009年3月10日(火)、正式に発足した。今後、「環東京湾環境教育ネットワーク」の拠点となることを目指して、参加体験型の環境教育プログラム「葛西臨海たんけん隊」などの事業を繰り広げる。
同公園内のホテルシーサイド江戸川で開催された第1回総会では、会長に日本環境教育フォーラム代表の岡島成行さんを選出し、「東京湾・海と川の交響詩」をテーマとする事業計画などを承認した。
フォーラムの母体となるのは、愛・地球博(愛知万博)でチーフプロデューサーを務めた福井昌平さんが万博プロデューサーらに呼びかけて立ち上げた「葛西臨海地域の活性化を考える会」。
愛・地球博では、「森の自然学校」「里の自然学校」で、自然を分かりやすく“通訳”するインタープリターによる環境教育プログラムが大規模に展開された。福井さんらは、そこで得られたノウハウやネットワークを活かし、首都圏でも恒常的な体験型環境教育の拠点を作りたいと考え、2007年に葛西臨海公園を舞台にしたプロジェクトをスタートさせた。
開園20周年を迎える葛西臨海公園には、埋立地とは思えないほど豊かな緑が育ち、多くの鳥たちが飛来しており、「葛西臨海地域の活性化を考える会」では、海側の人工なぎさも含めた公園一帯の自然や施設を活かしたプログラムを開発してきた。
昨年7月には関係者を対象に、11月には地元の南葛西第三小学校の児童と保護者、エコ検定に合格した「エコピープル」や地元、企業、環境教育などの関係者、江戸川総合人生大学受講生などを対象に、テストプログラムを実施した。
プログラムに対する評価は上々で、参加者を対象に行ったアンケートでは、小学生の80%が「ものすごく楽しかった」、20%が「楽しかった」と回答。保護者や一般の参加者なども、ほとんどが内容・進行について「良い」(77%)または「まあ良い」(25%)と高く評価していた。
フォーラムはこうした実績を基に、えどがわエコセンターや、地球船クラブなどの地元環境NPOも巻き込んで、開園20周年関連事業を実施するために設立された。
環境教育プログラムは6月1日の葛西臨海公園・海浜公園の開園記念日と、10月10日の水族園の開園記念日を中心に、春の編、秋の編をそれぞれ10日間程度開催する予定。プログラムの中には、東京海洋大学の船を活用した海上での特別プログラムも用意されている。参加費は大人2000円、子ども1000円で、合計1000人程度の参加を想定している。
(安在尚人)
































