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名古屋市上下水道局が上流域の代表招き座談会開催 - 交流拠点作りで一致
(2009年2月2日 05:53)

名古屋市の水道水は安心・安全でおいしいというのが、大都市ながら、自慢の一つとなっている。高度処理技術もさることながら、何より、上流から流れ来る豊かで清らかな水そのものの恩恵があってこそ。そこで、名古屋市上下水道局は、2009年1月29日、“その一歩から始まる上下流交流のあり方”をテーマに、「木曽三川上下流交流公開座談会」を名古屋都市センターで開催した。

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   新しい流域連携のかたちを求めて積極的に意見を交わすパネリストら

パネリストとして、上流域からは、木曽川の源流のある長野県木祖村の栗屋徳也村長、岩屋ダムを擁する岐阜県下呂市の野村誠市長、徳山ダムを擁する岐阜県揖斐川町の宗宮孝生町長、木曽川・長良川・揖斐川の木曽三川が流れる岐阜県海津市の松永清彦市長、一方、下流となる名古屋市からは山田雅雄副市長が出席。また国交省中部地方整備局河川部広域水管理官の山内博氏も加わり、新しい流域連携のかたちを求めて積極的に意見を交わした。

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   国交省・山内博管理官      名古屋市・山田雅夫副市長         海津市・松永清彦市長

上流域の代表からは、「若者の働く場所の確保に苦慮している」「間伐が遅れている山が多数ある」「ダム湖に沈んだ村の語り手が年々減り、文化や伝統が忘れられつつある」という実情が語られ、「農家ががんばっている。グリーンツーリズムに力を入れたいので、名古屋市民にぜひ訪れてもらい、農作物を味わってほしい」「イベントだけでなく、モノの行き交いもほしい」といった、大都市、名古屋に対する人的、経済的な期待も聞かれた。また「中部圏として上下流における10年先のビジョン作りを」「公共性(流域全体の環境整備)と、公益性(地域の活性化)の確立のため、拠点を」というような流域連携の強化と交流の拠点作りを早急に求める声が聞かれた。 

過疎化や水源林の荒廃、農林業の担い手不足などの課題を抱える上流域に対して、食に対する不安や、環境汚染の深刻化といった課題を抱える下流域。「山が荒れれば川が衰え、川が衰えれば、やがて海が死ぬ」という言葉通り、流域は、命でつながっている。

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   木祖村・栗屋徳也村長       揖斐川町・宗宮孝生町長           下呂市・野村誠市長

上下水道局長時代に、若手職員の研修のため、間伐や木の保全をする「水源林保全体験研修」を発案。また、「木曽三川を歩く会」を立ち上げ、4年間に木祖村から延べ600キロ余りを歩き、地域の人と触れあう中で交流の大切さを肌で感じたと言う名古屋市の山田副市長は、「流域内で実際に人、物、金、情報が行き来することが大切。経済的な活性化がポイントだ。特に食(農産物)に重点を置きたい」とし、「まずはウエブ、物産販売、顔をみながら議論できる“場”作りが必要。そのための基盤整備を進めたい」と語った。 

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     名古屋市上下水道局の若手職員も研修の一環として参加した

最後に司会進行役を務めた上下水道局の西部啓一局長による総括の後、「持続的な拠点作りの具体案を、まずは事務レベルで練ってみる」という結論で、第一歩が踏み出された。上流域の代表らは「このような機会を設けてもらってありがたい」と全員が感謝の言葉で締めくくった。

(記事:浜村良子/写真:伊藤剛)

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