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和の文化をスローに楽しもう - 名古屋下町散歩日和vol.2
(2008年12月31日 21:49)

名古屋駅から歩いて10分、名古屋で最も古い商店街「円頓寺商店街」界隈で、2008年12月21日(日)~23日(火)の3日間、和の文化を楽しむスローライフなイベント「名古屋下町散歩日和vol.2」が開催されました。

主催したのは、那古野下町衆(なごやしたまちしゅう)という円頓寺・四間道界隈のまちづくりプロジェクトチーム。古きよき日本の情緒漂う、円頓寺両商店街界隈を楽しむこのイベント。筆者が参加した3日目には「和を祝う、餅つき体験会」「和で暮らす、まちあるきツアー」「和の暮らしを楽しむ、暦と御節料理のはなし会」などがありました。

2005年秋、円頓寺・四間道界隈の情報誌『ポゥ』作りをきっかけに、新たなまちづくりの動きが始まりました。『ポゥ』とは、英語で猫の足裏の肉球のことで、猫のように街の隅々を軽やかに自由に歩くイメージです。無理なく楽しくをモットーにしているそうで、この『ポゥ』のイメージどおり、イベントは緩やかに人との会話を楽しむ雰囲気がありました。

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餅つき体験会ではたくさんの通行人が足を止め、つきたてのお餅を堪能していました。そして予想を大きく上回る40人ほどの人が、まちあるきツアーに参加。名古屋市まちなみ保存地区になっている、蔵や町家が建ち並ぶ界隈を1時間かけて散策し、店舗でのエコの取り組み、代々受け継がれる職人の技の説明を受けました。 

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子守地蔵尊を訪れた人たち

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屋根神さま

そして、お寺を改装したカフェi-caféでは「和の暮らしを楽しむ、暦と御節料理のおはなし」。講師は、和ロハスの会の、精進料理研究家・和西小牧さん。和西さん手作りの御節料理を前に、御節料理の由来や歴史の話をお聞きしました。

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御節料理の話を聞く参加者たち(立っている人が和西さん)

御節料理は、味付けが濃く日持ちするものが多い。これは、「神様をお迎えした新年に台所を騒がせてはならない」という考えによるもの。また、御節料理は、色鮮やかで美しい。「料理は目で楽しみ、目で食べる」そうで、目で満足することが満腹感につながり、余計なものを食べなくなるそうです。

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お肉を使ったものと使ってない精進のお節がテーブルに並ぶと参加者からの歓声が上がりました。地元産の食材を使い、野菜中心の御節料理。精進伊達巻は、卵ではなく豆腐で作る「あそび心」も。一つひとつの料理の意味、作り方の工夫をお聞きし、そしておいしくいただきました!参加者からは、「精進の御節と言っても、そんなに難しく考えなくてもいいんだ」「野菜だけでこんなに美味しくいただけるんだ」との声も。

料理の一つ一つが、しっかりとした味があり、かつ歯ごたえも違い、飽きず・もたれず。御節料理は到底作れない、と諦めていた筆者にとって、御節の魅力・美味しさ・遊び心を学び、チャレンジしてみたいと思わされました。円頓寺商店街・四間道界隈や精進御節料理の魅力を堪能し、スローライフを楽しむ一日となりました。 

那古野下町衆のメンバーのひとりで、i-caféを経営する町田慈子さんは「円頓寺・四間道界隈は昔ながらの商店街や、蔵並み、町屋が残るエリアであり、和の文化にあふれています。商店街は昔の少量生産少量消費のスローライフを実践する場であり、四間道の町屋などの木造建築では日本の風土に適した建築での暮らしが今も続けられています。この町で実践されている和の暮らしや新しい取り組みを知ってもらい観光につなげたいです」と話しています。

(文責:上野 紗智)

那古野下町衆HP:http://www.nagosyu.jpn.org/

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