ごまには、小さいながらもたくさんの栄養素がギッシリ詰まっています。たんぱく質、脂質が豊富で、肝機能の働きをよくして肌にも良く美肌効果、若返り効果が挙げられる栄養食材の一つです。定番のごま和えから、コクのあるごまだれ、そしてクッキーやプリンなどスイーツいろいろ…。こうばしい香り、コクのある美味しさで、今も昔も愛されている「ごま」ですが、国産のごまは絶滅危惧農産物です。自給率わずかに0.1%…海外依存率は99.9%に達しています。この「ごま」の絶滅を防ごうと立ち上がったのが、杉浦健太さん・亀山周央(しゅうおう)さん。2005年から愛知県安城市で無農薬の国産ごまの生産を始め、加工・販売も始めました。今はまだ幻の国産ごまですが、日々生産率の向上を目指す!!熱き男たちのごま国内生産復活プロジェクトです!!
金ごま栽培農家急増中!!亀山さんのバイタリティーに呼応
1粒のごまが芽吹いて大きく育つ。それぞれの思いを胸に始まった金ごま栽培の仲間づくり。亀山さんは、農家に出会うと必ずスカウトしちゃいます。「僕が百姓に会ったら最後(笑)、その場で名刺わたして説明して、興味あったら連絡してって。最初からはあれだで、今年まず1反やってちょうと。そうして仲間を作っていくのが仕事。この間も、杉浦代表の畑を手伝ってたら、あぜ道を草刈していたおじさんがいてね、それがきっかけで始めてくれる人につながって、あ、また一人仲間が増えたな、と。0.000…%かもしれんけど、これで自給率が増えたわけだでね」
国産ごま復活物語 目指すは金ごま生産日本一!
代表の杉浦健太さんが金ごま栽培を始めたのも、亀山さんとの出会いがきっかけ。「この仕事の前は、現場仕事(鳶職)をやってましてね。今でこそ、テレビで自給率のことを話題にしていれば関心もって見ますが、最初はそんな畑だとか、ましてや金ごまを育てるとは思いもよらなかった(笑)。でも亀山さんから“日本一”になるという目標を聞いて、他の人がやらんことを、やれる時にやりたいな、と。」
「選んだ品種は金ごま。白・黒ごまに比べて油分が多く、香り高いのが特長です。交配を避けるため、金ごまだnけを栽培しています。農法は、有機発酵鶏ふん肥料のみの、無農薬栽培。3名の生産者からスタートし、現在は11名、畑はおよそ3町歩=約30反、愛知・岐阜・三重県まで広がっています。昨年11月、ごま工房を開設しました。私たちが栽培・収穫したごまを使って、さまざまな食品をつくる工房です。国産の原材料にこだわり、安全基準で選ぶこと。化学合成物質は一切使わないこと。この2点を約束ごとにしています」
特にオススメは、日本唯一?塩ごまと塩が一体化したごま塩です。これは杉浦代表が銅鍋で手づくりしています。鍋に水と塩を入れて煮詰め、洗いごまをぐるぐる手でかき混ぜながら、煮詰めて水分を飛ばすんです。
お客さんから、子どもが、この金ごま塩をご飯にかけたら、おかずなしで3杯食べましたと手紙をいただいたそうです。
ヒントは、亀山さんの思い出の中にありました。「うちのじいちゃんは、酒のつまみを自分で作る人でした。ある本で、究極のごま塩として紹介されているのを読んで、おお、そうだそうだ、そういえばじいちゃんが作っていたなって思い出して。さっそく瀬戸物の鍋で作ってみて、その晩カミさんに食わしてあげたの。そうしたらどんぶりでご飯2杯食ったね(笑)」
国産ごまの未来を担う若い力
今年の収穫は、「金ごま生産日本一!」の夢にひきつけられるように、地元の農大生が助っ人に大活躍したそうです。
「この年代の若い人たちが反応してくれるのがすごいですよ」と亀山さん。亀山さん自身も、仲間の存在を心強く思っています。「希少なことをやってる人がいると知って、励まされると思う。自分一人では、一人の力でしかない。でも、たとえその場所にいなくても、同じ思いで結びついてる人が5人いたら、5倍になる。それがなかったら、熱中症で倒れとるね、僕は(笑)。昨日も朝6時から午後4時まで、あんな暑い中、ごろごろの畑で草刈りしとるんだからね」熱帯アフリカ生まれのごまは、ニホンの夏が好き♪
「いのちに直結する”食べもの“の絶滅化ほど、残念で悲しいことはない」と、ごま粒を土に蒔き、生産を始めた亀山さん、杉浦さん。このちっちゃな一粒から自給率を高めていこう!というココロイキを、美味しく楽しく応援していきましょう♪
〈関連HP〉
・にんじんホームキッチン
(にんじんCLUB 森さつき)
「にんじんCLUB」では中部地方を中心に有機野菜や無農薬・低農薬・無添加の食材をお届けしています。























