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生物多様性フォーラムがNPO法人設立総会&記念講演会
(2008年10月6日 09:00)

生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)に向けて今春結成された市民グループ「生物多様性フォーラム」が2008年10月5日(日)、名古屋市の本山生活文化会館で、特定非営利活動法人(NPO法人)設立総会と記念講演会を開催した。生物多様性フォーラムは、ボンで開かれたCOP9に参加したり、生物多様性条約事務局のジョグラフ事務局長とNGOの意見交換会を開いたりといった活動を展開してきており、NPO法人化することで活動基盤の強化を目指す。

COP10に向けては、生物多様性フォーラム、伊勢・三河湾流域ネットワーク、中部ESD拠点の3者が中核となって、中部地方のNPOのネットワーク化に向けた呼びかけが始まっている。東京でもNGO/NPOのプラットフォームづくりに向けた会合が9月30日に開かれるなど、ネットワーク化に向けた動きが本格化し始めており、今後、これらの動きを全体としてどう調整していくかが課題となっている。

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記念講演をする武者小路公秀さん

5日の記念講演会では、元国連大学副学長の生物多様性フォーラム代表、武者小路公秀さんが「生物多様性条約の育ち方と育て方」と題して、生物多様性条約が国連と市民との連携によって生まれてきたいきさつを紹介した。そのうえで、武者小路さんは「生物多様性条約は法律的には立派だが、思想的には不十分で、アジア的な価値観を入れていくことが大事だ。COP10では、生きとし生けるもの、棲み分け・共生など、生命の多様性を大切にするアジアの生命観を伝えたい。持続不可能な世界を変えるには、変えるエネルギーははっきり文句を言う西欧、変え方は生命の多様性を大事にするアジア、という2つを合わせた運動が大事だ」と語った。

引き続き行われた設立総会では、7人の理事など新たな役員を選任し、事業計画などを承認した。

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記念撮影に収まる新役員(前列)と会員

生物多様性フォーラムの今後の活動について、理事の原野好正さんは「COP10に向けて、全国的に行う活動と、海外からのNGOの受け入れなど地元でやらなくてはいけない活動があり、地元での活動の中心的な役割を担いたいと考えている。中央での国際的な情報はなかなか中部に伝わらないので、中央のNGOと地元のNGOとのつなぎ役を果たしたい。NGOが行うイベントについては、自分たちの役割について、いろんな人たちと話し合っていきたい」と述べている。

(安在尚人)

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