名古屋の知られざる歴史やサブカルチャーを掘り起こし、地域の発展を考える「ナゴヤのDNA発見!? 大市民会議」が2008年10月2日(木)、名古屋市中区栄のナディアパークデザインホールで初めて開かれた。ナゴヤの活力の源を第7代尾張藩主・徳川宗春(むねはる)に見いだし、現代にフィーチャーしようという大胆な企画。マルチタレントとして知られるリリー・フランキーさんらも招いて、華やかで熱い「ナゴヤ論」が交わされた。

7代尾張藩主・徳川宗春のイメージについて語る名工大准教授の北川さん(左)と
「ゼットン」社長の稲本さん
中部経済産業局の「コンテンツ活用型地域振興事業」として、産官学による実行委員会が主催。約350人の参加者はネクタイ姿の行政マンから巻き髪の“名古屋嬢”まで幅広く、華やかな雰囲気となった。
オープニングはヒップホップと名古屋城などのスライドショーという異色のコラボ。続いて企画の中心人物である名古屋工業大学准教授で建築家の北川啓介さんと“ナゴヤメシ”ブームを築いた飲食店チェーン「ゼットン」社長の稲本健一さんが徳川宗春について語るユニークなトークショーが始まった。
宗春は江戸幕府8代将軍・徳川吉宗の倹約令に反し、ぜいたくも認める開放政策をとって庶民の絶大な支持を得た。一方で家族愛や隣人愛も重視したという。北川さんはこうした宗春の価値観が、堅実さと派手さを使い分け、地元を愛する現代の「ナゴヤ人気質」に脈々と受け継がれていると指摘。稲本さんは「不況でダメな時代にこそ、こんな名古屋の特質が生きる」と主張した。

「名古屋を首都に」と語るリリー・フランキーさん(左)と福永ちなさん
「インタラクティブ・トークライブ」と題した第2部には、福岡県出身ながら「名古屋への首都移転」を支持するというリリー・フランキーさんと、愛知県出身のグラビアアイドル福永ちなさん、名古屋から全国区となったヒップホップグループ「nobodyknows+(ノーバディノウズ)」のメンバーらが登場。会場の参加者からの質問に答える形でトークが進んだ。おでん屋台の前に腰掛けたリリーさんは、「東京にいる名古屋の人ってすごく熱く地元を語る。名古屋ってそんなに切羽詰まった田舎じゃないのに。だからいっそのこと日本の首都にしちゃえばいい」と話し、会場をわかせた。
会議は今年から毎年開催を目指すという。
(関口威人)






















