ネットで呼びかけ、美術マガジン「COOL」が企画
南青山・渋谷・信濃町の都内3カ所で、カナダ、アメリカ、スイス、日本など多国籍な作家がデザインしたエコバッグ展「The Nomadic “Decob”」が行われている。会期は2008年9月6日まで。大量生産のエコバッグが,結局使い捨てになっていることに疑問を感じ、所有者に愛着を持って使ってほしいと、「アーティストが心を込めて書き下ろした一点もののエコバッグ」を展示・販売している。人形が縫い付けてあったり、刺繍やペイントが施されていたり、それぞれ個性あふれるデザインだ。企画したのは、日本のみならず、世界各国で販売されているアートマガジン「COOL」。編集長であるNY在住の編集者小池聖さんが、インターネットを通じて各国の読者に呼びかけ、実現した。
世界を旅するエコバッグ
東京展の後は大阪→香港→上海→ロンドン→ニューヨークと巡回していく予定だ。売り上げの一部は、途上国の自立支援のためのフェアトレードに使われる。「より良い住環境や豊かな土地を求めて旅をする人々や集団」という意味がある“Nomadic”というタイトルに、地球環境保護を訴えながら、世界を旅するバッグの姿を重ねた。
ベースとなるエコバッグには、エコバッグ専門ブランド「ECOBAGS®」の、環境に優しいリサイクルコットン素材のバッグを、オフィシャルバッグとして使用している。

エコ=エゴにならないために.
今回オリジナルバッグを制作したイラストレーター/アーティストの東田理恵子さん(28)は、植物や動物をテーマにバッグを書き下ろした。彩色には洗濯しても色落ちしない布用のアクリル絵の具を使用した。「植物は日の出とともに花を咲かせ,動物も太陽とともに起きる。人間だけが夜遅くまで起きてネットしたり働いたり、地球のサイクルとずれて生活している。“地球のためのエコロジー”というが、人間以外は、ちゃんとリズムをもって暮らしている。それを忘れちゃうとエコ=エゴになってしまう。」と語った。

展示会場は、ギャラリーやカフェ、本屋など、ゆったりとした雰囲気。スポンサーに縛られた大手メディアがみるみる劣化していく中で、小さな雑誌が、各地で人やアートと出会う場を育んでいる事に可能性を感じる。
気になるバッグのお値段は一万円から。エコバッグと考えると高いけど、現代アート作品だと思うと安いかも?
9月6日(土)には、ACTにて、ドットアーティストのshioriさんを講師に迎え、参加者がその場でオリジナルエコバッグを作れるワークショップも開催される。バッグ代、塗料代込みで1500円で参加できるのでオススメ。

(写真・文 増山麗奈)
【期間】8月26日(火)〜9月6日(土)まで
【会場】東京3箇所同時開催
1.COOKCOOP
2.BOOK246
3.The Artcomplex Center ofTokyo
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