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私がしているのはポジティブキャンペーン - アンニャ・ライトさんが浜松でトークライブ
(2008年5月1日 19:02)

「森や山が乾いてゆく、鳥が舞い、魚が泳ぎ、人が歌うこの星、残すために歩く道はもう一つだけ」(global warming songより) 。涙を浮かべて歌うアンニャの歌にその場の空気感が一つになった。私たちに「地球の現実を見なさい。そして一緒に動こう。」と優しく語りかけるように、その歌からトークライブが始まった。

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2008年4月27日、浜松でアースデイはままつ2008が開かれた夜、市内のオーガニックカフェSpice Café Bija※にて、オーストラリアからSLOHAS(スローハス)ツアーとして来日中の環境活動家でシンガーソングライターのアンニャ・ライトさんの浜松初のトークライブが開かれた。「アースデイはままつ」の発起人でもあるBijaのオーナー、清川さんが企画したイベントということもあり、年齢も様々に40名のBijaファンやアースデイのスタッフたちが参加していた。

アンニャ・ライトさんは10代から環境・反核活動家としてオーストラリア、マレーシア、日本などを中心に活動。「ディープエコロジー」哲学にもとづく環境教育の実践でも知られる。1999年、日本の仲間たちとNGO「ナマケモノ倶楽部」を結成、以来その世話人を務めている。2001年春長女パチャ、2003年夏長男ヤニを出産。CDに「Voices for the Forest」、「PACHA MAMA」、「Slow Mother love」、「とべ、クリキンディ~ハチドリの歌」がある。

今回のテーマは“SLOHAS “(スローハス)。 消費を促すLOHASから消費を減らすSLOHAS(スローで持続可能でハッピーなライフスタイル) を提唱する。

ロハスというと、私たちは環境に優しいものを買おうと消費行動に走りがち。それを消費ではなく、「シンプル・スロー・スモール」の健康なライフスタイルを求めようというもの。

「健康で幸せでさえいれば、それほどたくさんのお金はいらないもの」というアンニャは現在、エクアドルの原生林を拠点に2児の子供と暮らしながら、地元の人と世界中から集まってくるボランティアと一緒に、生態系の保全と持続可能な地域づくりに取り組んでいる。

「何かに対して「抗議」という形ではなく、常にポジティブに、私たちには何が出来るのかを考え、楽しみながら出来る事をやるだけ」そう笑って話すアンニャは本当に素敵で気さくな女性だ。

スライドを見せながら、ティッシュやコピー用紙を例にあげて、紙と森との繋がりも説明してくれた。「この紙は世界有数の原生林のあるタスマニア諸島の森を壊して作った紙。今、その事実を知った若い人たちが世界中からこの森に集まってきて、森を壊そうとしているブルドーザーの前に立ちはだかって森林破壊を食い止めようと体を張って訴えている。 タスマニア諸島から輸出している95%の木材は今日本に来てる事をみなさんは知っていますか。一回使って捨ててしまうだけのティッシュや紙のために木が切られている。それを知ったらみなさんは消費の行動を考え直すでしょ」彼女はそう言って、私たちに消費行動の選択を促した。

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環境問題について考えていくと、ついつい暗くなったり落ち込んだり希望を失いそうになりがちだが、そんな私たちにアンニャは強くあたたかいメッセージを残した。

「私がしていることは、全てポジティブキャンペーン、何かを楽しくいい方向へ変えてゆこう!というもの。生活の中で人々が出来ることを見せてゆきたい。今、地球規模で起こっていることは、危機でもあり、機会でもある。たくさんのお金を求めるよりも、人とのつながりを大事にしたシンプルな生活。全ての人が生活の中で、私には何が出来るのか。それについて考え行動すること。それが大事なの。私はそれを伝え続けているだけ」と語り、最後はクリキンディのハチドリの歌を娘のパチャと一緒に歌ってライブを終えた。

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全てから目をそらさないで、事実を見つめ、「ハチドリのひとしずく」のクリキンディのように、不安なことを心配して嘆くのではなく、私に出来ることは何か考えて、私に出来ることをやるだけ、との強く明るいメッセージに参加者たちはたくさんの勇気をもらったに違いない。 

(三島明子)

※Spice Café Bija
Spice Cafe Bijaは食を通して人と自然の調和を考え、ココロとカラダ、地球に心地よい空間を提供してくれるオーガニックカフェ。今年の5月でちょうどオープンして1年を迎える。地元有機栽培の農家さんから仕入れた旬の野菜たっぷりのカレーをはじめ、途上国の支援につながるフェアトレードのオーガニックスパイスやハーブを使ったカレーやサラダ、ドリンク、スイーツなどが楽しめるココロもカラダも喜ぶオーガニックカフェ。

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