名古屋を舞台にした映画「夢の川(仮称)」の大林宣彦監督とスタッフは、昨日に引き続き、関係各所への表敬訪問を行い、映画製作に対する胸の内を語った。
2008年4月11日(金)、午前中に訪れたのは、映画のメイン舞台となる円頓寺(えんどうじ)や四間道(しけみち)のある、名古屋市西区役所。区長の田賀康孝さんが「名古屋は外から見ると大都会だが、中に入れば昔からの街が残っている」と述べると、大林監督も「西区には古いものと新しいものが一緒にあって、暮らしのバランスがとれている。ふるさと映画の製作は私のライフワーク。ふるさとであるこの地にロケに来る、というようなことはしたくない。ここに住み着いて、早く『ただいま』『お帰りなさい』という関係になりたい」と語った。
次の訪問先は、中区役所の篠田陽子区長。昨日の松原市長のコメントをテレビで見たといい「名古屋市が全面協力の体勢ならば、中区としても出来る限りの協力はさせていただく」と力強いコメント。大林監督は、「昔は子供向けの映画はなく、たとえば子どもも大人と一緒になって、少し背伸びして小津安二郎を観た。子どもは子どもなりに、ちゃんと感じていた。今度の映画は、堀川沿いに住む主人公の子どもと4世代の家族の物語。親子で観てほしい。昔にタイムスリップして名古屋の歴史を再発見し、家族で語り合ってほしい」と述べた。
篠田区長
その後一行は、隣りのレストランで開かれた「大林宣彦監督を囲む会」が主催する昼食会に出席。囲む会の有志らは、財団法人名古屋観光コンベンションビューロー観光部長の小宅一夫(おやけかずお)さんの乾杯のもと、食事をしながら、大林監督のロケでのエピソードや作品の裏話に熱心に耳を傾けた。愛・地球博ボランティアセンター副理事長を務めた國分孝雄さんは、「全国で、世界遺産への登録活動の動きが目立ってないのは、愛知と茨城と千葉県だけ。特に名古屋は、とりたてて注目を浴びるものがないとあきらめモードだが、この映画を契機として、名古屋がふるさととして自慢できるようになってほしい。我々も全力で、バックアップしていきたい」とエールを贈った。
(浜村良子)























