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ユースの声を国際会議に届ける ── NGOレポート@気候変動枠組COP13(その1)
(2008年1月5日 14:13)

■ユース世代の参加
利害やお金ではなく、正義とモラルを前面に出して突き進んでいける ── そんな強みを持つユース世代200人が、世界約40カ国からバリに集結。わたしも日本のユース団体“エコ・リーグ”からの代表として、11月30日~12月8日まで滞在した。

会場はリゾート地、そして観光シーズン真っ盛りでの気候変動枠組COP13。経済援助のほとんどない10代、20代の青年が会場周囲に点在する高級ホテルに滞在できるわけもなく、北寄りのクタ地区や、ヌサ・ドゥアゲート外に宿泊し、タクシーで40分~1時間の道のりを毎日往復。しかも朝はラッシュがあるため、イベント開始時間の1時間ほど前には到着しなければならない毎日だ。


[CO削減の方法を議論する会場へ向かう道は、皮肉にも毎朝渋滞]

参加したユースたち“International Youth Delegation”は、会議の始まる3~4カ月前からメーリングリストを立ち上げ、オンラインや電話ミーティングを繰り返していたが、初めて顔を合わせたのは会議開始2日前の12月1日。世界の人口の半分を占める30歳以下の声の代表として、2週間という限られた時間の中で活動する日々が始まった。

■アクション
グリーンピースやAvaazのような行動派の国際NGOとは異なり、日本のNGOが「パフォーマンス」を行うことは少ないため、そのイメージをするのが難しいかもしれない。しかし、そのアクションの影響が大きければ、会議の流れを変えるほどのプレッシャーを各国政府に与えることも可能だ。

Avaazは、会合の進行を妨げる発言をした国を表彰する“化石賞”を毎日開催した(授賞式はユース団が行っている)。日本が1、2、3位を独占受賞した12月4日の模様は日本でも報道された。また日本のNGOのうちアクションを起こした数少ない団体として、CASA(地球環境と大気汚染を考える全国会議)がパフォーマンスを行った日も数々のメディアから取材を受けていた。


[2007年12月4日の化石賞の模様。京都議定書発祥の地である日本の、議定書をなきものにしようとしているかのようなステートメントが物議を醸しての結果。1、2位は単独受賞。3位はアメリカ、カナダと同時受賞した。このため日本は、アメリカ、サウジアラビアと並び最多受賞国となった]


[CASAのメンバーによる温暖化ストップの呼びかけキャンペーン。気温30℃、湿度80%を越す猛暑の中、着ぐるみを着てがんばっていた]


[ユースによるフェイスペインティングの模様。実際に政府使節団に対して「私たちの未来を真剣に考えてくれるなら、私たちの顔にペイントして」と呼びかけた。出来上がったのは、文字通り、「未来の顔」]

わたしたちユース世代も1日2回のパフォーマンスに加え、サイドイベント、会場外でのイベント、ブログ報告、ロビー活動、プレスリリース、ステートメントの作成などを行った。世界各地からの参加者で組んだチームとして、多文化・多言語対応という、他NGOでは見られない特色を生かした活動となった。

(市村怜子/写真提供:石黒玲子)

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